
「風の谷」という希望――残すに値する未来をつくる
【安宅和人】「風の谷」という希望/今解くべき4つのイシュー/人類の生命線は「イケている開疎空間」にあり/「このまま都市しかない未来は超イヤ」な理由/慶應大教授・LINEヤフー【FUTURECARD】
TBS CROSS DIG with Bloombergさんが紹介
おすすめコメント
「このまま都市しかない未来は超嫌だ」という思いから生まれた、本当に素晴らしい本!と紹介されています。100年、200年単位で未来を考え、都市集中型の社会が抱える問題に対する一つの希望として「風の谷」というコンセプトを提唱しているそうです。
- 圧倒的な情報量と網羅性
- •900ページを超える分厚さで、教育から道路、土木までありとあらゆる問題を網羅しているとのこと。
- •この一冊で、専門書300〜400冊分の内容が概ね理解できるかもしれないと語られています。
「風の谷」が目指すもの
単なる田舎やリゾートではなく、美しい自然と、多様な人々が出会い新しいものが生まれる活発な知的生産が両立する、存続可能で持続可能な「疎(そ)空間」の姿が描かれているそうです。
現代の地方が抱える課題と解決策
現代の「疎空間」が抱える4つの大きな課題を整理し、その解決策が具体的に示されているとか。
- •エコノミクス(経済的自立)
- •レジリエンス(災害などへの強さ)
- •求心力(人を惹きつける力)
- •文化価値創造
例えば、人を惹きつける求心力を生み出すためには「絶景・絶生・絶会」の3つの要素が重要だと説明されています。また、コストがかかるインフラ問題に対しては、道の役割を分けて考える「逆土木・ほぐす土木」といったユニークなアイデアも紹介されています。
多くの地方の取り組みが陥りがちな「イシューずれ」をなくし、本当の問題は何かを考えるための羅針盤のような一冊だそうです。ハードなデータ分析も豊富で、巻末にはユニークなキーワードを解説した索引もついており、辞書代わりにもなるとか。未来を考えることへのワクワク感が得られる本だと紹介されています。
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