【12分で解説】どんなビジネスを選べばいいかわからない君へ

「ごく一部の天才」ではなく、普通の人が地道に稼げるようになることを目的に書かれた一冊として紹介されています。性格も人柄も業種も異なる経営者に共通する成功法則を学べる本だそうです。

本書では、難しい経営理論やフレームワークを使いこなせなくても、お金を稼ぐことは可能だと説明されています。その核心となるのが「2番煎じを極める」という考え方だとか。これは、すでに結果が出ている成功例から逆算し、うまくいったやり方をまだ空いている別の場所で実践するという、確実性の高い方法だと紹介されています。

自分にできるビジネスを選ぶ

表面的なモノマネで終わらせないためには、自分に合ったビジネスを選ぶことが重要だそうです。

• 自分の強みやモチベーションに合うか
  • •事業は努力が無駄になることが多いため、お金に関係なく自分を突き動かす動機を持つことが成功の鍵になるとのこと。自身の性格やスキル、人脈といった人的リソースと、資金などの資本リソースから強みを見つけることが推奨されています。
• 業界についての知識・経験があるか
  • •全く新しい業界に飛び込むのは危険行為だとされています。業界知識がないと、参考にするべき成功事例を正しく選べないからだとか。業界の内部情報を得るためには、正社員やアルバイトとして働いてみることが最も手っ取り早い方法として挙げられています。

成功例を「完コピ」する

「2番煎じ」を極めるためには、成功している企業のやり方を「完コピ」する必要があるそうです。
まず、自分と親和性のある（自分のリソースで真似できる）企業を10社ほどリストアップし、その中から1社を選び抜いて徹底的に真似るというステップが紹介されています。

その際に、以下のベンチマークチェックリストを使って分析することが有効だとか。

• •商品・サービスは何か
• •顧客は誰か
• •商圏（ターゲットがいるエリア）はどこか
• •資本はどのくらいか
• •収益の流れ（ビジネスモデル）はどうか
• •オペレーション（現場の動き）はどうなっているか
• •コスト構造（固定費・変動費）はどうか
• •営業方法やマーケティングはどうか
• •必要な許認可はあるか

このリストに沿って調べることで、成功しているビジネスの「理にかなっている」部分が見えてくるそう。「どんなビジネスを選べばいいかわからない」と悩む人にとって、具体的な行動指針となるおすすめの一冊として紹介されています。