
脳・心・人工知能〈増補版〉 数理で脳を解き明かす (ブルーバックス B 2296)
【下手すれば“文明崩壊”の危険】生成AIの源流を築いた伝説的な数理工学者・甘利俊一/人工知能が「心、個性、信念、正義感」を持つように/AIの未来は恐怖と希望が50:50【CROSS DIG 1on1】
TBS CROSS DIG with Bloombergさんが紹介
おすすめコメント
「数理で脳を解き明かす」という画期的なアプローチで、脳と心、そして人工知能の謎に迫る一冊として紹介されています。2016年の出版から現在までの人工知能の急速な発展には、著者自身も驚いたと語られているそう。
本書では、複雑な脳を「天空から脳を眺める」ように捉え、その情報処理の原理を解明していく面白さがあるとか。
脳の仕組みからAIの原理までを理解!
- •脳の基本単位であるニューロンは一つひとつは単純でも、それらが繋がったネットワークがすごいのだと解説されています。このネットワークが、どんな計算も可能にする「情報万能性」を持つ仕組みがよく分かるとのことです。
- •学習によって、ネットワークが自動的に賢くなっていく仕組みや、人間の記憶が情報を抽象化して覚え、思い出す際に事実を再構築するという、コンピューターとは全く違うメカニズムが非常に面白いポイントだとか。
「心」や「意識」の正体に迫る
- •「意識」とは、自分が何をしようとしているかを自分で知り、一度立ち止まって吟味することだと説明されています。
- •一方で「心」は、他者との共感から生まれたものであり、現在のAIはまだ心を持っていないと解説されているそうです。
AIの未来と、その危険性
- •深層学習の仕組みについて、なぜ大規模化すると性能が上がるのか、実は理論がまだ追いついていないという課題も指摘されています。
- •将来、AIが心や信念を持つ可能性にも触れられており、そうなった場合には「ものすごい危険なんですよ!」と警鐘が鳴らされています。
現代のAI技術の根源を理解し、その未来とどう向き合うべきかを考えるための深い洞察が得られる一冊として、強くおすすめされています。
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