情報分析力

情報分析力

サラタメさん
【情報“分析”が命】AI時代、情報“収集”はサルでもできる。

サラタメさんさんが紹介

おすすめコメント

「今年1番刺さった1冊かもしれない!」と紹介されている、自分がどれだけ「常弱」か反省させられた一冊だそう。
著者は、各国政府ですら予測できなかったロシアのウクライナ侵攻を事前に予測していたことで知られる、ロシア研究専門の東大准教授だとか。

本書は、軍事や安全保障の専門書ではなく、広く多くのビジネスパーソンが読むべき本質的な「情報分析」の方法を教えてくれる一冊と紹介されています。
特に、転職活動における企業分析にめちゃくちゃ使える!と思ったそうです。

本書で学べる「情報分析の鉄則」

  • 鉄則1:相手の「意図」ではなく「可能行動」を分析する

    • 人の心(意図)は隠せるし合理的ではないため、それを読もうとすると騙されることがあるそう。
    • 大事なのは、相手が「何ができるか/できないか」という隠せない事実(可能行動)に着目することだとか。
    • 例えば、転職活動で企業のウェブサイトや社長の言葉(意図)を信じるのではなく、「その会社が儲かるビジネスモデルか(ホワイト企業でいられる余力があるか)」という可能行動から分析する、といった実践的な使い方が紹介されています。
  • 鉄則2:情報収集は「歴史→データ→現地」の順番で!

    • 「一時情報」や「現地情報」が大事だと言われがちですが、いきなりそこに飛びつくのはNGだそう。
    • 以下の順番で情報を積み上げることで、物事の異常性に気づき、人の話に惑わされずに本質を掴めるようになると説明されています。
      1. 歴史(企業の沿革など動かない背景情報)
      2. データ(業績や採用人数の推移などリアルタイムのコア情報)
      3. 現地(社員へのインタビューなど足で稼ぐ情報)
  • 鉄則3:「機密情報」は不要!「公開情報」と「オタクの集合知」を使いこなす

    • 驚くことに、事象の9割は公開情報から予測できると紹介されています。ロシア軍の動きでさえ、誰でもアクセスできる(有料含む)衛星画像などの公開情報から分析されたものだそう。
    • また、専門家の意見だけでなく、特定の分野に異常に詳しい「オタク」の情報が価値を持つ時代だとか。忖度やバイアスがない彼らの情報を「塊(集合知)」として見ることで、分析の精度と速さが格段に上がると紹介されています。

AIが進化し、情報収集が簡単になった「情報洪水」の時代だからこそ、情報に振り回されず、本質を見抜く「情報分析力」が超重要になるとのこと。
本当に大事な決断をするために、物事を多角的に捉え、安易に結論に飛びつかないための思考法が学べる一冊だそうです。

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