9割捨てて成果と自由を手に入れる ドイツ人の時間の使い方

この本は、やるべきことの9割を捨てて自由な時間と成果を手に入れる、衝撃的なドイツ人の時間の使い方を紹介した一冊だそうです。
私たち日本人が必死にやっていることの多くを、ドイツ人は「いらんやん」と捨てて、人生を謳歌しているのだとか。この方法をマスターすれば、毎日自由な時間が増えて人生が最高になる！と紹介されています。

ドイツ人の時間の考え方

ドイツ人と日本人では、「効率」という言葉の意味からして180度違うそうです。

• •日本人の効率: 振られたタスク全部をいかに早く片付けるかという「掛け算の発想」。予定がびっしりだと安心する「余白恐怖症」の傾向があるとのこと。
• •ドイツ人の効率: やらなければいけないことを減らし、少ないタスクで最大の効果を出す「引き算の発想」。「余白こそが宝物」だと知っていると紹介されています。

時間を生み出すための具体的な方法

ドイツ式を取り入れることで、効果は抜群に効いてくるとのこと。そのための具体的な考え方や基準が紹介されています。

• •完璧主義ではなく60〜70点でOK: 100点を目指すより、70点のものを短時間で作り、必要に応じて修正する方が圧倒的に効率が良いそうです。
• •手抜きではなく「作業自体をカット」: 1つ1つの作業を手抜きするのではなく、本当に重要なこと以外は最初からスケジュールに入れないという考え方が重要だと紹介されています。
• •「自分の役割か」で見極める: 役割分担を明確にし、専門外のことは断る。苦手なことを引き受けても、結局誰も幸せにならないとのこと。
• •「時間内に終わるか」で見極める: 「この仕事は本当に今日中にやる必要があるか？」と考え、「時間内に終わらないことはやらない」と決める勇気が必要だそうです。
• •「曖昧なこと」は捨てる: メリットになるか分からないことに時間を使うのは無駄だと考え、見込みの薄い案件や上司の曖昧な指示にはすぐに対応しないと紹介されています。

上手な断り方のテクニック

ただ断るのではなく、相手を傷つけずに上手に断るテクニックも紹介されています。

• •「ありがとう」をプラスして断る: 「お声かけいただきありがとうございます。ただ…」と伝えることで、マイナスの印象が軽くなるそうです。
• •アドバイスを提案して断る: 「〇〇が明確になれば、もっと具体的なご提案ができます」と、相手にとって建設的な提案をしながら断ることで、納得してもらいやすくなるとのこと。

最初は罪悪感があるかもしれないけれど、慣れてくると本当に自分の時間が増えていくのが実感できるはず、と紹介されています。