【改訂版】本当の自由を手に入れる お金の大学

この一冊を通じて、生涯で多額を支払うことになる税金の仕組みを正しく理解できると紹介されています。税金を下げるためには、給与そのものではなく「課税所得」を減らすことが重要で、その鍵となる「控除」を増やす方法が具体的に解説されているそうです。

この本で学べること

• 自分で申告すべきお得な控除

  • •ふるさと納税：税金を先払いするような仕組みで、実質的に返礼品がもらえるお得な制度だと説明されています。
  • •医療費控除：年間の自己負担額が10万円を超えた分が対象で、5年間遡って申告できるため、忘れていた人も今から申請できるとのこと。
  • •扶養控除・配偶者控除：家族の最低生活費を保障するための制度であり、要件を満たしているなら必ず申告して使うべき控除だと紹介されています。

• 「働き損」を避けるための考え方

  • •「103万円の壁」などを意識して収入を抑えるのは本末転倒であり、控除が使えなくなっても、世帯の手取りが増えるならしっかり稼ぐべきという考え方が示されています。
  • •ただし、年収130万円〜160万円前後には、働いたのに手取りが減ってしまう「働き損ライン」が存在し、ここだけは戦略的に避けるのもアリだとか。
  • •2025年12月からの税制改正で「103万円の壁」が変わるなど、最新の情報にも触れられています。

• 控除に関するよくある勘違いと注意点

  • •生命保険料控除や地震保険料控除を目当てに、必要のない保険に加入するのは「筋が悪い」と解説されています。数万円の節税のために、それ以上の保険料を払うのは本末転倒だそうです。
  • •iDeCoは、原則60歳まで引き出せない「資金拘束」という大きなデメリットがあるため、安易に始めるべきではないと述べられています。
  • •「控除額10万円 = 税金が10万円安くなる」のではなく、「（控除額10万円 × 税率）分だけ税金が安くなる」という、多くの人が勘違いしがちな仕組みを分かりやすく理解できるとのこと。

税金の基本から、具体的な節税テクニック、そしてお金を増やすための本質的な考え方まで、幅広く学べる内容となっているそうです。