一生頭がよくなり続ける もっとすごい脳の使い方

集中できない、物事が続かないといった悩みは、能力がないからではなく脳のコンディションが整っていないだけだと解説されています。私たちの脳は年齢に関係なく、日常の行動次第で何歳になっても成長させられるそうです。

この本では、脳の基礎体力を底上げするための鍵として脳細胞の「発火」をコントロールする方法が紹介されています。インプットする情報のインパクトが強いほど記憶に残りやすくなり、脳をフル回転させるためには、神経細胞を3段階で発火させることが重要だとか。

脳の機能を高め、頭の回転を速くするための具体的な「脳の準備体操」として、以下のような方法が挙げられています。

• 意識的に観察する
  ただぼんやりと眺めるのではなく、物事を注意深く主体的に観察することで、脳の資格系の働きが高まり、同じ情報からでもより多くのことを処理できるようになるそうです。

• 集中して聞く
  「聞き流し」では脳の強い発火が起きにくいため、音楽の楽器の音や会話の内容など、意識を向けて集中して聞くことが、記憶へのアクセスを良くするポイントだと説明されています。

• 他人との比較を逆手に取る
  他人と比較することでスイッチが入る右脳の性質を利用し、過去の自分や目標などと比較することで、上手にモチベーションを高めることができると紹介されています。

• 別の角度から復習する
  一度学んだことを復習する際、例えば歴史なら「経済」の視点で見るなど、注目する角度を変えることで興味を維持し、「理解」を司る脳を活性化させることができるとのことです。

• 本気度と集中力で記憶する
  記憶の中枢である「海馬」は、「絶対に記憶したい！」という本気度や集中力といった誠意を見せることで、長期記憶への扉を開いてくれる、記憶の門番のような働きをしていると解説されています。

これらのトレーニングを実践することで、脳の体力がつき、頭の回転が速くなることが実感できると紹介されています！