新版　科学がつきとめた「運のいい人」

運は生まれつきのものではなく、その人の考え方と行動パターンによって変わるものだと紹介されています。
本書は、優秀な脳科学者である著者が、科学的な見地から運のいい考え方や行動パターンを習慣づける方法を解説しているとのこと。

幸運を引き寄せる人の共通する特徴

運がいい人には、以下のような特徴があるそうです。

• 今の自分自身を生かしている

  • •脳の個性は努力では変えられない部分があるため、無理に自分を変えようとするのではなく、今の自分を最大限に生かすことが大切だとか。一見マイナスに思える要素も、自分の資質としてうまく活かしていくことが、運のいい人になるための絶対条件だとされています。

• 自分自身を雑に扱わない

  • •自分を大切に扱っている人は、他の人からも大切にされる傾向があるそう。他人を敬うのと同じように自分自身を敬うことで、良好な人間関係が築け、それが運が上がる結果をもたらしてくれるとのこと。

• 自分の物差しを持っている

  • •他人の価値観に惑わされず、自分なりの「幸せの物差し」で、どういう状態が自分にとって心地よいかを知っておくことが重要だとか。心地よい状態を積極的に作り出すことで、心理学で言う「自己一致」の状態になり、他人を引きつける力が生まれると紹介されています。

運がいい人が毎日続けている習慣

運がいい人は、次のような習慣を続けているそうです。

• 根拠のない自信によって「自分は運がいい」と思い込む

  • •何かうまくいかないことがあっても、運がいいと思っている人は前向きに捉え、状況を改善する努力へ進める余地が生まれるとのこと。

• プラスの自己イメージを持つ

  • •「私ならできるはずがない」といったプラスのイメージを持つことで、パフォーマンスに直接影響を与え、実際に良い結果が出やすくなるそうです。

• 「自分は運がいい」と声に出す

  • •声に出すことで脳への記憶が強化され、「自分は運がいい」という考えが定着しやすくなるのだとか。少なくとも3週間は意識して続けると良いとされています。

• 日頃から心地よい妄想をする

  • •恋愛や「自分はすごい」と思えるような妄想は、意欲や快感を生み出す神経伝達物質「ドーパミン」の分泌を促すのに最も効率が良い方法の一つだそうです。

• 運がいい人と付き合う

  • •人は近くにいる人の影響を受けやすいため、運のいい人のそばにいると、脳の「ミラーニューロン」が働き、その人の行動パターンが自然と自分のものになっていくと紹介されています。

• 直感的な好みを大事にする

  • •「なんとなく好き」という直感的な好みは、人が生き物として命をつなぐために身につけてきた本能的な知恵である場合があり、それを重視することが結果的に運気をアップさせることにもつながるそうです。