得意なことの見つけ方 自分探しにとらわれず、すぐに行動できる技術

この本では書ききれていない補足情報として、「得意なこと」を見つけるための3つの重要な要素が紹介されています。

それは「得意なこと」「向いてること」「やりたいこと」の3つだそうです。これらをマトリックスで考えると、自分の状況が分かりやすくなると説明されています。

• 「向いてること」が必ずしも幸せに繋がるとは限らない

  • •人から「向いてるよ」と言われても、自分自身が興味を持てなければ、それは苦痛になることもあるそうです。
  • •周囲から「得意なこと」と評価されても、「やりたい」という気持ちが薄いと、自分の幸福度には寄与しないと語られています。たとえ周りに「もったいない」と言われても、自分の幸せの方がはるかに大事だと考えればいいそうです。

• 「やりたいけど、向いてないこと」が未来の武器になる

  • •これからは「やりたいことを仕事にするといい」という言葉が後押しされる世の中になっていくという、確信に近い実感があるそうです。
  • •なぜなら、AIなどが「向いてないけどやらなければいけない作業」を代行してくれるようになり、自分の「やりたいこと」に使える時間を最大化しやすくなるからだと説明されています。
  • •「やりたい」という気持ちは無限のエネルギーになり、たとえ習熟に時間がかかっても、続けていくうちにオリジナリティが生まれ、それが新しい「得意なこと」になり得ると紹介されています。

これからの時代は、Web3の考え方のようにあらゆるものが個別化していくそうです。
その中で、最初は得意でなくても「好きで好きでたまらないこと」を追求し、それを活かしやすい世の中になっていくと語られています。
これまでの画一的な成功の定義にとらわれず、自分の「好き」や「やりたい」という気持ちを大切に、強みを見出したい人にとって、大きなヒントになるかもしれません。