もらう×増やす×出費を減らす　年金最大化生活

網羅的で分かりやすく、「やれることってこんなに多いのか！」ということに驚くほど、実用性の高い一冊として紹介されています。
会社の総務担当者も見逃しているかもしれない、申請したらもらえるお金など、年金問題のあらゆる悩みについてお金のプロが秘訣を教えてくれるそうです。

本書は投資に頼らない、知っていれば申請するだけで絶対にもらえる給付金など、確実性の高いお金の増やし方を中心に解説しているとのこと。投資を考えている方でも、まず「もらえるお金」や「確実に増やせるお金」がないかを確認するために非常に便利な一冊だとか。

年金を最大化する方法

年金の受け取り方について、様々な角度から詳しく解説されているそうです。

• 繰り下げ受給
  • •損益分岐点の目安が「受給開始年齢＋11歳」と非常に分かりやすく紹介されています。
  • •平均寿命や健康寿命といったデータも参考に、自分に合った受給開始時期を考えられるようになっているとのこと。
• 繰り下げみなし増額制度
  • •繰り下げ待機中に急にお金が必要になった場合、最大5年分を一括で受け取れる制度だとか。この制度があるため、余裕があれば気軽に繰り下げを検討できると説明されています。
• 片方繰り下げ
  • •厚生年金受給者の場合、国民年金だけを繰り下げて非課税枠に収めることで節税できるテクニックも紹介されています。
• 夫婦での繰り下げ戦略
  • •平均的に長生きする女性（奥さん）の年金だけを繰り下げておくという合理的な考え方も紹介されています。

効率的な働き方

週3日（週20時間）だけ効率的に働くというコンセプトが紹介されています。

• •社会保険に加入することで、特に健康保険料が3分の1になるケースもあるなど、大きなメリットがあるそうです。
• •雇用保険に加入することでもらえる3つの給付金（高年齢雇用継続給付金、高年齢求職者給付金、教育訓練給付制度）についても解説されているとのこと。
• •高年齢雇用継続給付金は、会社が制度を知らない場合もあるため「自分のお金は自分で守る」という意識が重要だと強調されています。

我慢しない出費の減らし方

「ゴースト出費」と呼ばれる、何気なく毎月払っている固定費の見直しが提案されています。

• •保険料: 退職後の健康保険は、1年目は任意継続、2年目に国民健康保険に切り替える選択肢が有効な場合が多いそうです。
• •スマホ代: 格安プランへの乗り換えは絶対にした方がよく、目安は月3000円以内と紹介されています。

60代からでも遅くない、やれることはまだまだあると教えてくれる内容だとか。
退職日のタイミング一つで手に入るお金が大きく変わることもあるため、タイミングを逃して損をしたくない方は、早めに50代のうちから知識を得ておくと良いそうです。