なぜゲームをすると頭が良くなるのか (PHP新書)

なぜゲームをすると頭が良くなるのか (PHP新書)

flier 公式チャンネル
【まさかの新常識】ゲームで頭が良くなる/星友啓が教えるゲームで身につく3つの能力/仕事・勉強への活かし方

flier 公式チャンネルさんが紹介

おすすめコメント

「ゲームは思考力が下がるのでは?」「罪悪感がある…」といった印象を覆す一冊として紹介されています。日本に根強いゲームへのネガティブなイメージを変え、科学的に証明されている良い影響を伝えたいという思いから書かれたそうです。

ゲームは「楽しく脳をエンゲージできるツール」であり、つまらない勉強とは違って、楽しみながら自然と脳を使うことができる点が大きな特徴だとか。

なぜゲームに夢中になるのか、それは内発的な動機が上がるからだと説明されています。ゲームは、人間が心を満たすために必要とする以下の「3つの基礎的心理欲求」を自然に満たしてくれる仕組みになっているそうです。

  • 繋がり: 友達やオンライン上のプレイヤーとの協力プレイはもちろん、ゲーム内のキャラクターと冒険を共にすることでも「繋がり」の感覚は得られるとのこと。
  • 有能感(できる感): ステージをクリアしたり、街を発展させたり、目標を達成することで得られる「できた!」という感覚。
  • 自発性(自分から感): 誰かにやらされるのではなく、「自分がやりたいからやっている」という感覚が重要だとされています。

さらに、ゲームをプレイすることで、具体的に以下のような様々な能力が向上することが科学的に分かっていると紹介されています。

  • 空間認識能力: 画面上の情報を素早く把握する力が向上し、情報処理の速さや量が増えることで、理系の力にも繋がると言われています。
  • 短期記憶能力・ワーキングメモリー: 脳の海馬や前頭前野が活性化し、記憶力や情報処理能力が高まるそうです。
  • マルチタスキング能力: 複数のタスクを素早く切り替える能力が向上するとのこと。タスク切り替えのタイムラグ(スイッチングコスト)が小さくなることで、仕事や勉強のパフォーマンス向上に直結すると説明されています。

現代社会では、ゲームのやりすぎによるリスクよりも「やらないことのリスクの方が高い」とまで言われており、ゲームがもたらすポジティブな効果について、科学的な根拠と共に深く知ることができる一冊のようです。

Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。