
「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論
【要約】「怠惰」なんて存在しない 終わりなき生産性競争から抜け出すための幸福論【デヴォン・プライス】
フェルミ漫画大学さんが紹介
おすすめコメント
「ダラダラすることの大切さ」を教えてくれる一冊として紹介されています。
現代は、人の価値を職業や勤勉さ、生産性の高さで測ってしまうため、多くの人がつい働きすぎてしまう傾向にあると指摘されているそうです。特に「近勉に働くことは美徳」「頑張ることは美しい」といった思想から、周りが働いているのに自分だけ休むことに罪悪感を覚え、心身が不健康になっている人が多いと説明されています。
この本では、そんな「怠惰=悪という間違った価値観を払拭する」ための考え方が学べるそうです。
「怠けたい」という気持ちは心身からの警告信号
- •「休みたい」「ダラダラしたい」という気持ちは、自分に回復が必要な時に現れる重要なサインだと指摘されています。
- •この気持ちを無視して働き続けるからこそ、心や体を壊してしまうと説明されています。
人間は長時間働けるようにできていない
- •そもそも人間は1日に8時間も働けるようにはできていないそうで、集中して良いアウトプットができるのは、せいぜい1日に2〜3時間程度だとか。
- •この本では、生産性を上げるためではなく、終わりなき生産性競争から抜け出し、仕事と切り離された純粋な休日を取って自分の人生を楽しむことを目指していると紹介されています。
本書で解説されている、「怠惰」な気持ちを大事にするための方法は以下の通りだそうです。
「生産性=善」という考えをやめてみる
- •生産性の高さで自分の価値を測るのではなく、「ただ生きているだけで自分には価値がある」と考えることが大事だと書かれています。仕事は自分の一部であり、全てではないそうです。
勇気を持って用事を断る
- •「休みたい」と感じた時に用事を断るのは、弱さではなく「強さの証」だと説明されています。自分の心と体の健康を守れるのは自分だけだからこそ、休むための時間を確保することが勧められています。
生産性ゼロの「純粋な休日」を取ってみる
- •タスクをこなすのではなく、自分の本当の気持ちに従ってゲームをしたり、家でゴロゴロしたりと、生産性を意識せずにのんびり過ごすことで、人生の質が劇的に変わると紹介されています。
働きすぎて心や体が疲れていると感じる人にとって、仕事、お金、健康、そして余暇のバランスを見直すきっかけになる一冊だそうです。
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