
酒をやめられない文学研究者とタバコをやめられない精神科医が本気で語り明かした依存症の話
【要約】精神科医が本気で語り明かした依存症の話【松本俊彦/横道誠】
フェルミ漫画大学さんが紹介
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依存症の本質を深く教えてくれる一冊として紹介されています。
依存症の専門家でもあり当事者でもある2人が、手紙形式で依存症について語り合った内容がまとめられているそうです。
この本では、依存症について以下のように解説されているとか。
- •依存そのものは悪いことではないとされているそう。人が健康的に生きるためにはある程度の不健康が必要だと書かれているらしいです。
- •依存症とは、メリットよりデメリットの方が大きいのに、もう自分ではやめられないし止められない状態のことだと説明されています。
- •人が依存症になるのは、快楽を求めるというより、むしろ苦痛を和らげるためであることが多いそうです。人生の「ピンチ」や生きづらさから逃れるために、何かに依存してしまうのだとか。
また、依存症からの回復についても、重要な視点が示されているそうです。
- •依存対象は、その人にとって「松葉杖」のようなもので、それがあるから何とか生きていられる状態でもあるため、無理やりやめさせるのは危険だとされています。
- •依存症の治療には、人との繋がりを持つことが何より大事だそうです。孤独という苦痛を紛らわす必要がなくなるとか。
- •そのため、同じ悩みを抱える人と繋がれる自助グループなどが有効だと説明されています。
- •治療法は「完全にやめる」だけでなく、「少しずつ減らす」というやり方も有効だと紹介されています。
- •家族が依存症で悩んでいる場合、一人で抱え込まず、まずは精神保健福祉センターや自助グループなどの専門機関に相談することが大切だそうです。
依存症になっていない人にとっても、誰かと何気ない会話ができる場所を確保しておくことが、孤独を避け、様々な依存症を遠ざけるために大事だとされています。
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