「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方

仕事で評価されず、できる同期との差に悩み、転職したくても自信が持てないと自己肯定感が低くなっている人にこそ、ぜひ読んでもらいたい一冊として紹介されています。

この本を読むことで、周りと競争する必要がなくなり、あなたらしく認められ、稼げるようになれるとのこと。特別な強みや経験、専門性がなくても、年齢に関係なく「いつでも転職できる」という最強の状態（スーパーサイヤ人3くらい！）を手に入れることができるそうです。

「持ち味」を見つけて、自分だけの武器にする

企業に評価されるには、よくある実績や強みではなく、あなただけの「持ち味」で独自性を示すことが重要だと説明されています。この持ち味は「脂質」とも呼ばれ、簡単には変わらないあなただけの魅力的な一面だとか。
この本では、その「持ち味」を見つけるための具体的な方法が紹介されています。

• •ありがとうの声を集める: 普段どんな「ありがとう」を言われるか思い出す、または直接聞いてみる。
• •ダークサイドに光を当てる: 自分の欠点やコンプレックス、イライラすることなどを書き出し、ポジティブな視点で「持ち味」に変換する。これを実践すれば、唯一無二のダークヒーローになれちゃうそうです！
• •親に植え付けられた価値観を切り離す: 本当の自分の資質と、無意識に刷り込まれた「こうあるべき」という価値観を区別し、本来の自分を取り戻す。

自分に合った「活躍の場」を見極める方法

自分軸の土台となる「持ち味」がわかったら、次はそれを活かせる場所を見つけることが大切だとのこと。そのためのユニークな視点が紹介されています。

• •事業のフェーズで選ぶ: 会社の事業が「導入期」「成長期」「安定期」「再展開期」のどの段階にあるかを見極め、自分の資質に合うフェーズで働く。自分に合っているフェーズから出ると「死ぬ」とまで言われるくらい重要だそう。
• •キャリアは「アップ」ではなく「スライド」で考える: 同じ業界で上を目指すのではなく、別のマーケットに移動し、よそ者の視点で新しい価値を提供する。
• •逆張り手法で勝負する: みんなが苦手なことを積極的にやることで、替えの効かないオンリーワンの存在を目指す。

実際に、営業成績が万年びりだった人が、管理部門で法律の知識を学び、その専門性を武器に営業部長として大成功した事例も紹介されています。

自分で「市場価値」を作り出す

面接で「どう貢献できるか」を伝える際、あなたにしかできないオリジナルな提供価値を組み立てる方法も具体的に解説されています。実際に、55歳で仕事を失った方がこの方法を実践し、絶望的な状況から見事に転職を成功させたそうです。

読み終わると「自分のことを唯一無二の存在として高く評価してくれるところがどこかにあるんだ」と思えて、すごくワクワクしてくる本だと紹介されています！