脂質起動

『脂質起動』では、脂質を味方にする具体的な食べ方と避けるべき油がわかりやすく整理されていると紹介されています。

• •動物性の飽和脂肪酸は安全な油と分類され、制限よりも血管の健康維持に寄与するデータがあるとされています。加熱でも劣化しにくく、肉・卵・チーズを積極的にとると良いだとか。
• •オリーブオイル（エクストラバージン）はオメガ9中心で酸化に強いとされ、サラダなどにたっぷりかける食べ方が勧められていると紹介。多量摂取で心疾患や脳卒中の発症が約30%低下した報告があるそう。質の良いEVOOを選ぶのがポイントだとか。
• •鶏胸肉の皮はGLP-1分泌で血糖低下と満腹感に役立ち、脂質摂取で代謝も上がるとされています。皮を外すより、サラダチキンにはオリーブオイルを回しかけると良いそう。
• •MCTオイルはケトン体産生で集中力が爆上がりすると紹介されています！加熱は避け、生でサラダやコーヒーに合わせやすいそう。
• •ミックスナッツ（くるみ:アーモンド:ヘーゼルナッツ=2:1:1）を1日30g。食前20〜30分のオイルファーストと最後に糖質をとるカーボラストで血糖の急上昇を抑えるとされています。ベジファーストより効果的だとか。
• •アボカドは糖質ほぼゼロで脂質が豊富。体重・BMI・ウエストの低下やメタボ危険度の低下と関連するデータがあると紹介。
• •夜食にはゆで卵が好適。チーズやオイル漬けツナ、ナッツも良いとされています。

避けるべき油についても明快です。

• •酸化した古い青魚の劣化したオメガ3は危険。新鮮さが重要と紹介。
• •使い回しの揚げ油は胸やけの原因になりやすく、匂いや胸やけは劣化のサインだとか。
• •トランス脂肪酸を含むマーガリン、ファットスプレッド、ショートニング、菓子パン・洋菓子は心血管リスク増とされています。

ゆっくり食べ、オイルファーストとカーボラストの間を約20分空けるコツも実践的だと紹介されています。