
ユートピア (岩波文庫 赤202-1)
アバタローさんが紹介
おすすめコメント
「このままの常識で、生きていていいの?」と思う夜がある方へ
哲学や歴史に興味がある方はもちろん、動画では「完璧主義を手放したい方」「世の中のルールや常識に縛られたくない方」、そして理想と現実のギャップに苦しんでいる方に、トマス・モアの『ユートピア』をすすめていました。
「自分に合った生き方や居場所を探している方に是非手に取っていただきたい1冊」だと言っていました。
1冊で、「理想の社会」を旅しながら自分の価値観が揺さぶられる
動画では『ユートピア』を、「今から約500年前の古典」であり、理想郷をめぐる旅を通して「真の幸福とあるべき社会の姿」を一緒に考える本として紹介していました。しかも、予備知識はいらないと言っていました。
読み終えたあとに残るのは、単なる知識ではなく、たとえばこんな感覚ではないでしょうか。
- •「豊かさ」って、結局なにで測っていたんだろう
- •「正しさ」って、誰のためのルールだったんだろう
- •「自由」って、心地よさと両立するんだろうか
答えをもらう本ではなく、問いの質が上がる本──そんな1冊になりそうですよね。
物語として面白いのに、刺さるところが容赦ない
動画では、本書が第1章と第2章の2部構成で、前半は当時の社会批判、後半で理想国家ユートピアの詳細が明かされると説明していました。さらに、3人の知識人による対話編で、「第1級の古典でありながらあまり堅苦しさを感じさせません」と言っていました。
読み進めると、会話の応酬の中で、
- •国家に尽くすべきか、個人の理想を貫くべきか
- •腐敗した政治に、まともな人間は関われるのか
- •そもそも「盗み」を生む社会の構造とは何か
といったテーマが、机上の議論ではなく“自分の生活”に接続する形で迫ってくるはずです。
「理想の国」のはずなのに、なぜか背筋が寒くなる——その読書体験が忘れられない
動画では、ユートピアの特徴を次の5つとして整理していました。
- •奪い合わない(私有財産がなく、必要な分だけ受け取る)
- •働きすぎない(労働は1日6時間)
- •権力に溺れない(指導者が暴走しない仕組み)
- •欲に囚われない(金銀を「あえて卑しい用途」に使うなど価値の転倒)
- •死を恐れない(死生観と、医療・支援の考え方)
どれも魅力的に見えるのに、動画では同時に、ユートピアは「理想国家の仮面をかぶったディストピア」という批判もあると述べていました。服装の統一、食事の共同、移動の許可制、監督官の配置、そして奴隷制度——この“引っかかり”が、読み手の思考を深く連れていくのだと思います。
動画で語られていた「手に取りたくなる」決定打
動画では、モアが描きたかったのは「理想の国家像」そのものではなく、腐敗した現実社会と、清潔すぎる理想社会という2つの極端を並べることで、読者に問いを突きつけることだと述べていました。
そして『ユートピア』は、現実社会を相対的に捉え直す「鏡のようなもの」だと言っていました。
- •いま信じている常識が、別の世界では非常識かもしれない
- •「当たり前」の外側から、社会と自分を見直せる
そんな読書は、人生のどこかで必要になる瞬間がありますよね。
『ユートピア (岩波文庫 赤202-1)』を、今読む価値
- •500年前の古典なのに、現代の問題意識(格差、労働、管理、価値観)に触れてくるはずです
- •堅苦しさを感じにくい対話形式で、ぐいぐい読めるタイプです
- •読み終えたあと、世界を見る解像度が少し上がる——そんな1冊かもしれません
「理想を描いた本」ではなく、あなたの中の“理想”を問い直す本として。
『ユートピア (岩波文庫 赤202-1)』、手元に置いておきたくなる古典ですね。
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