幸せに働くための30の習慣: 社員の幸せを追求すれば、会社の業績は伸びる

「働くのが今しんどい」「どうせならもっと幸せに働きたい」と悩んでいる、すべての働く人におすすめの一冊として紹介されています。「働く全日本国民に捧げたい！」「政府は無料で配布するべき！」とまで言われるほど、有益な内容が詰まっているそうです。

この本では、幸せは健康と同じで、意識的に「気をつける」ことで、誰でも確実に幸せになれると解説されています。科学的な研究でも、幸せな人は不幸せな人より健康で7～10年長生きでき、幸せな従業員は創造性や生産性が高く、会社の業績も伸びるということがわかっているとか。

幸せな人が大事にしているのは、以下の4つのキーワードだそうです。

• •「やってみよう」: やらされ仕事ではなく、やりがいや目標を持って主体的に挑戦すること。全社員が自己開示をすることで人間関係が劇的に改善した会社の事例も紹介されており、周りに目標を宣言することも効果的だとか。
• •「ありがとう」: 人に感謝をすると、セロトニンなどの幸せホルモンが脳から分泌されるそう。これは科学的にも証明されている効果とのことです。
• •「なんとかなる」: やるべきことをやった上での前向きで楽観的な姿勢が、幸せにつながるそうです。
• •「ありのままに」: 他人と比較するのをやめ、自分の個性や強みを活かし、自分らしく働くこと。

さらに、明日からすぐに実践できる具体的な習慣も紹介されています。

• •職場の飲み会ではしゃいでみる: 飲み会を「素の自分を出すトレーニングの場」と捉え、自己開示をすることで人間関係が良くなり、仕事も楽しくなるそう。
• •「ありがとう」に感謝の理由を添える: 「○○してくれてありがとう、本当に助かりました」のように具体的に伝えるだけで、相手も喜び、より良い関係が築けるとのことです。

仕事への向き合い方を変えるための、重要な問いかけも紹介されています。
それは、「なぜこの仕事がしたかったんだっけ？」と初心に返って自問自答すること。ドラッカーの「3人の石切り職人」の話を例に、仕事の捉え方ひとつで幸福度は大きく変わると説明されています。自分の仕事が誰の役に立っているかを想像するだけで、やりがいが生まれ、主体的に楽しく取り組めるようになるそうです。

どんな仕事でも、自分なりの工夫や目標設定でゲーム化すれば、楽しくなっていくとか。この本に書かれていることは、どれも学術的な研究に基づいた方法なので、騙されたと思ってやってみる価値がありそうですね！