
肥満の科学: ヒトはなぜ太るのか
【あなたのカラダは冬眠している!?】肥満の科学: ヒトはなぜ太るのか【あれを減らせば痩せられる!】
クロマッキー大学さんが紹介
おすすめコメント
年齢を重ねると体重が増えやすく、減らしにくくなったと感じる人が太る根本的な原因を紐解き、科学的に痩せる方法を提案している一冊として紹介されています。
なぜ人は太るのか?その答えは「サバイバルスイッチ」
肥満の根本原因は、「サバイバルスイッチ」がオンになっているからだと述べられています。
これは、動物が冬眠に備えて脂肪を蓄え、カロリー消費を減らすためのスイッチだそう。現代人はこのスイッチを意図せずオンにしてしまい、無限に冬眠への備えを続けている状態になっていると指摘されています。
スイッチをオンにする「加糖」の恐ろしさ
このスイッチをオンにしてしまう主な原因は「加糖」の摂取にあるとされています。
加糖は代謝の過程で、細胞のエネルギー源であるATPを急激に使い果たし、細胞内に飢餓状態を作り出してしまうのだとか。その結果、体はエネルギー消費を抑え、脂肪を蓄積するモードに入ってしまうそうです。
さらに、加糖を代謝する際に生まれる尿酸は、エネルギーを生み出す工場であるミトコンドリアの働きを邪魔し、さらに脂肪を溜め込みやすくしてしまうと解説されています。
加糖だけでなく、以下のような要因もサバイバルスイッチをオンにしてしまうと述べられています。
- •高GI炭水化物(白米、パンなど)
- •塩分の多い食事
- •旨味の多い食品(赤身肉や貝類など)
- •脱水症状
本書が提案する「スイッチダイエット」
サバイバルスイッチをオフにし、痩せやすい体を作るための食事法として「スイッチダイエット」が推奨されています。
普段の食事から炭水化物の割合を減らし、その分をタンパク質と脂質で補うイメージだそうです。
- •炭水化物: 加糖と高GI食品を減らし、全粒穀物や食物繊維の多い食品を摂ることが推奨されています。甘い飲み物は完全に避けることが望ましいとか。
- •タンパク質: 牛肉や豚肉などの赤身肉や貝類を制限し、魚、鶏肉、乳製品、植物性タンパク質を重点的に摂ることが良いとされています。
- •脂質: オリーブオイル、アボカド、魚などに含まれる良い脂質を積極的に摂るようにします。
- •水分: 1日に最低コップ8杯の水を飲むことが推奨されています。
- •サプリメント: ビタミンCを1日500〜1000mg摂取することで、尿酸の排出を促す効果が期待できるそうです。
- •運動: エネルギー工場であるミトコンドリアを元気にするため、ウォーキングや水泳などの有酸素運動を1回1時間以上、週に3〜4回行うことが推奨されています。
なかなか痩せられないと感じている方は、この本で紹介されている科学的なアプローチが参考になるかもしれません。
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