The Immune Power Personality: 7 Traits You Can Develop to Stay Healthy

「免疫力は性格と関係がある」という視点から、病気になりにくい性格について解説した一冊として紹介されています。

1970年頃から、心理的な状態が免疫力に影響を与えるという研究が進み、その中の一冊として取り上げられているそう。
この本で特に重要視されているのが「ACE（エイス）性格」と呼ばれるもので、これが体に非常に良い影響を与えるのだとか。

• •A (Attend): 自分の感情に注意を払う
• •C (Connect): その感情がどこから来ているのかを理解しようと努める
• •E (Express): 抱いた感情を表現する

この3つのステップを実践することが「エースの癒しの力」に繋がり、ストレスへの対処能力を高めると説明されています。

例えば、自分の能力を超えた課題に直面した時、多くの人は頑張りすぎてしまいがちですが、「ACE性格」を意識すると、自分が緊張していることに気づき（Attend）、その原因が能力オーバーであると理解し（Connect）、無理なことは断る（Express）という選択ができるようになるそうです。

この本の中心的な課題は、「否定的な感情を持つか持たないか」ではなく、「否定的な感情を抑圧するか、しないか」という点にあると紹介されています。
人間が否定的な感情を持つのは自然なこと。その感情を「自分はこう感じているんだ」と素直に認めることができる人は免疫力が落ちにくい一方で、そのような感情を認めず抑圧してしまう人は、免疫力が著しく低下する傾向があるとのこと。

「全て順調です」と答える人よりも、「毎日嫌なことばっかりですよ」と口に出している人の方が、実は免疫力が高いという興味深い話も紹介されています。
つい頑張りすぎてしまう人や、自分の本当の感情を押し殺しがちな人にとって、心と体の健康を保つための大きなヒントが得られる一冊のようです。