タピオカ屋はどこへいったのか? 商売の始め方と儲け方がわかるビジネスのカラクリ

私たちの周りにあるビジネスの裏側がわかり、明日からお店や店舗の見方が変わる一冊として紹介されています。ビジネスのからくりが分かると本当に面白いそうです。

本書では、一見不思議に思えるビジネスの謎が、具体的な事例とともに解き明かされているとのこと。

• 消えたタピオカ屋の行方

  • •一大ブームを巻き起こしたタピオカ屋が次々と閉店した裏には、巧みなビジネス戦略があったと説明されています。
  • •実は、唐揚げ屋やマリトッツォ店など、次のブームの店に転換してまた儲けていたのだとか。
  • •この戦略の鍵は、ブームは一過性と割り切り、少ない資金と狭いスペースで開業コストを抑え、ブームが去ればすぐに見切りをつけて撤退するという柔軟性と俊敏性にあるそうです。

• 100円の水が3倍の値段で売れる意外なワケ

  • •ホテルの冷蔵庫の飲み物や山頂のカップ麺はなぜ高いのか？それは、「場所や環境が変われば物の価格は変わる」というビジネスの基本ルールがあるからだと解説されています。
  • •さらに、商品に「体験価値」をセットにすることで、価値はより高まるそう。寒い冬の釣り場で食べたカップラーメンは、まさに「最高！」で悪魔的な体験だったと語られています！

• 同じコンビニが近くに多い理由

  • •「お客さんの取り合いになるのでは？」と感じるこの光景も、実は「ドミナント戦略」という意図的なものだとか。
  • 特定の地域に集中出店することで、他社の参入を防ぎ支配的な状況を作り出し、以下のようなメリットを生んでいると紹介されています。
    • •認知度を高め、利用者を増やす
    • •商品の配送を効率化する
    • •店舗間で人手が足りない時に融通しやすくなる

このほかにも、「ラーメン店で麺の硬さを選べる謎の理由」や「スマホゲームがなぜ無料なのか」といった、身近で面白いビジネスのカラクリがたくさん書かれているそうです。
人々の行動心理を利用したビジネスの世界が、とても興味深く学べる一冊のようです。