
ゴールデンカムイ 1 (ヤングジャンプコミックス)
【100倍楽しむゴールデンカムイ】アシㇼパなんて嘘っぱち?/カムイで描かれるアイヌの生き方/中川裕×三宅香帆で語る”カムイ”の魅力(第2回/全2回)
flier 公式チャンネルさんが紹介
おすすめコメント
これまでのアイヌを扱ったエンターテイメントは、彼らを「時代に翻弄された哀れな人々」として描くものが多かったそうですが、『ゴールデンカムイ』は現実のアイヌを描写しながら「かっこいい!」「文化って面白いじゃん!」と思わせた初めての作品だと紹介されています!
- •新撰組の生き残りによる独立国家プロジェクトとアイヌの歴史が重ね合わせられる展開は「鳥肌が立った!」と語られるほどだとか。
- •物語のヒロイン・アシリパは、当初アイヌの伝統からすると「うそっぱち」な存在だという意見もあったそうですが、調べてみると女性の狩猟の話は実在し、伝統的な考え方から大きく逸脱した存在ではないことが語られています。
- •登場人物たちが着ているものや、人としてのあり方まで「かっこいい!」と感じさせる魅力があるそうです。
物語を読むと、和人とアイヌが友好的に文化交流してきたように思うかもしれませんが、その背景には和人による侵略と搾取という厳しい現実の歴史があったという側面も知るべきだと指摘されています。物語の舞台である1907年頃は、アイヌの人々が文化や言語の維持も困難なほど貧困に陥り、差別に苦しんでいた時代だそうです。
単なる恨みの物語ではなく、作中で描かれる「カムイ」という考え方は、人間の意思が及ばないものを説明する原理であり、すべてを「自己責任」と捉えがちな現代において、心を軽くするヒントになるかもしれないと語られています。
この作品をきっかけに、日本に異文化が存在したことや、日本が本当に単一民族の国なのかといった点に思考を巡らせると、より物語の深みが増すそうです。
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