
アイヌ文化で読み解く「ゴールデンカムイ」 (集英社新書)
【100倍楽しむゴールデンカムイ】アシㇼパなんて嘘っぱち?/カムイで描かれるアイヌの生き方/中川裕×三宅香帆で語る”カムイ”の魅力(第2回/全2回)
flier 公式チャンネルさんが紹介
おすすめコメント
『ゴールデンカムイ』を読んで、「もっとアイヌ文化について知りたい!」と思った方にぴったりの一冊として紹介されています。作中のシーンと現実の文化や歴史が結びつき、物語が何倍も面白くなるそうです。
アイヌの恋愛・結婚観が面白い!
この本の中では、現代の感覚とは少し違う、アイヌの恋愛や結婚に関する文化が紹介されているとか。
- •アイヌ社会は早計社会であり、亡くなると男性は父方、女性は母方の先祖のもとへ還るという考え方があったそうで、とても衝撃的だったと語られています。
- •『ゴールデンカムイ』にも出てきた、女性から男性へのアプローチ方法も具体的に解説されているようです。自身で刺繍した手甲を贈り、相手がそれを使ってくれたら想いが通じたサインになる、というのはとても興味深いそうです!
- •結婚の儀式も独特で、男女でご飯を分け合って食べることで婚姻が成立したそう。作中の谷垣とインカラマッのシーンが、より深く理解できるかもしれません。
アシリパは「あり得た」存在?
物語のヒロイン・アシリパが弓を引く姿について、「フィクションだから」と思っていた方もいるかもしれませんが、この本によるとそうではないようです。
- •実際に女性が狩りをするという話は記録に残っており、アシリパはアイヌの伝統から大きく逸脱した存在ではなかった、と解説されているとか。キャラクターへの解像度がぐっと上がるそうです!
物語の背後にある、知っておくべき歴史
『ゴールデンカムイ』の物語の背景には、楽しいだけではない厳しい現実があったことも、この本は教えてくれるそうです。
- •アイヌと和人の関係は、単なる文化交流ではなく、和人による侵略の歴史があったという側面が解説されています。
- •和人が土地を奪い、アイヌの人々を差別的な状況に追いやったという現実の歴史は、『ゴールデンカムイ』から一歩進んで知っておくべきことだと感じた、と紹介されています。
作中の描写の裏付けを知ることで、キャラクターやストーリーへの理解が深まるだけでなく、アイヌ文化そのものへの興味も湧いてくる一冊だそうです。
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