
知里幸惠 アイヌ神謡集 (岩波文庫 赤80-1)
【100倍楽しむゴールデンカムイ】アシㇼパなんて嘘っぱち?/カムイで描かれるアイヌの生き方/中川裕×三宅香帆で語る”カムイ”の魅力(第2回/全2回)
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1903年生まれの知里幸惠によって書かれた「アイヌ神謡集」は、アイヌが「滅びゆく民族」などと言われ、多くのものが奪われていった時代に、「自分たちの言葉や先祖のことを残したい」という強い思いで書かれた一冊だそう。
著者の知里幸惠は、特別な文学教育を受けたわけではないにもかかわらず、心を掴む文章を書いたことが不思議であり、大きな魅力だと紹介されています。
- •特に序文の美しさは印象的で、「同じくらいの年代で、今これほどの文章が書ける人がいるだろうか」と問いかけられるほどだとか。
- •この本は、単に過去を記録するだけでなく、「アイヌを残すための本」だと説明されています。
- •アイヌの風習や世界観を持ちながら、和人と対等な立場で活躍する未来への期待が込められた文章だと解釈できるそうです。
ゴールデンカムイをきっかけに、アイヌの文化や歴史に興味を持った人にとって、その背景にある現実の歴史を知るための一冊としても紹介されています。アイデンティティが揺らぐ中で文学に託された思いや、この本を通して伝えたかったかもしれない「カムイの考え方」に触れることで、物語への理解がさらに深まるかもしれません。
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