どうせ死ぬんだから 好きなことだけやって寿命を使いきる

一般的な健康論や老後の生き方に縛られた考え方に、「どうせ死ぬんだから」という魔法の言葉で風穴を開ける一冊として紹介されています。

何を持つかより「どのように生きるか」、どんな地位や名声を得るかより「自分の死生観をどう築くか」が繰り返し伝えられているそう。健康第一や老後の不安解消のために、日々の楽しみを犠牲にしすぎていないか、と問いかけられています。

• 我慢するより、今を楽しむ
  体に良いものだけを食べる人生より、大好きなラーメンを食べる喜びを大切にすることで得られる豊かさもあると述べられています。人生の最後に「あれも我慢した」と後悔するのではなく、今を楽しむためのヒントが与えられているそうです。

• 金持ちよりも「思い出持ち」
  どれだけ財産を残したかよりも、どんな思い出を心に刻んだかが人生を彩る真の財産であると語られています。特に、人生の最後の段階で心を支えてくれるのは「あの時は楽しかったな」という思い出以外にない！と力強く紹介されています。

• 自分の最期は、自分で決める
  延命治療が広がる中、医者任せにするのではなく、「質」を求めた納得のいく最期を自分でデザインすべきだと断言されています。死について考えることは、生を充実させるために最も重要なことだとか。

• お金や人間関係の捉え方
  地位や肩書き、お金を追い求めすぎると、最も大切な人間関係が失われ、老後に孤独な思いをすることがあると指摘されています。お金は貯め込むのではなく、思い出作りや新しい挑戦に使うことで脳も若返り、人生が豊かになると紹介されています。老後2000万円問題についても、高齢になると意外とお金は使わなくなるため、過度に心配する必要はないそうです。

• 幸せは「参照点」で決まる
  幸せかどうかは主観的なものであり、「参照点」を低く設定し、「ないもの」より「あるもの」に目を向ける「幸せ探しの名人」になることで、日々の満足度は大きく変わると解説されています。

これは単なる老いのための本ではなく、後悔しない最後を迎えるため、そして納得して生きるための生き方そのものを問い直す決定版と言えるでしょう、と紹介されています。読めばきっと、自分らしい生き方について考えたくなること間違いなしです！