
生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害 (朝日新書)
【要約】生きるのが面倒くさい人 回避性パーソナリティ障害 (朝日新書)【岡田尊司】
フェルミ漫画大学さんが紹介
おすすめコメント
回避性パーソナリティ障害について詳しく教えてくれる本として紹介されています。
批判されたり、笑われたり、恥をかいたりすることを極度に恐れ、人との接触を避けてしまう心の病気について解説されているとのこと。
本当は人との交流を求めているのに、傷つくのが怖くて新しいことへの挑戦や恋愛、会社に行くことさえ臆病になってしまう、そんな生きづらさを抱える人のための内容だそうです。
この本を読むと、回避性パーソナリティ障害の特徴や原因、そして克服法を知ることができると説明されています。
このような特徴に心当たりはありませんか?
- •自己評価が低い:「自分はダメな人間だ」と強く思い込んでいて、どんなに実績をあげてもその考えから抜け出せない。
- •他人の評価や批判を気にしすぎる:冗談で言われた言葉でも深く傷ついてしまい、人に会うこと自体が大きなストレスになる。
- •期待されたり責任を負わされることが苦手:褒められることすら「次も成功しないと失望させてしまう」というプレッシャーに感じてしまう。
- •本音を言うのが苦手:自分の考えに価値がないと感じ、本音を言わずに建前でごまかしてしまう。
なぜ、そうなってしまうのか?
原因は、遺伝よりも過去の辛い経験にあることが多いとされています。
幼少期に親から無関心だったり、叱られてばかりだったり、または学生時代のいじめや人前で恥をかかされた経験などが、心の傷となって「自分には価値がない」という思い込みにつながってしまうそうです。
どうすれば克服できるのか?
この気質は克服できることがわかっており、そのための具体的な方法が紹介されています。
- •定期的に本音が言える場所を確保する:絶対に自分を傷つけない相手に本音を話せる「安全基地」を持つことで、心の負担が軽くなるそうです。
- •自分で決めて動き出す練習をする:服選びや食事の店など、小さなことからでいいので主体的に決める練習をすることが改善につながるとのこと。
- •向いている仕事を選ぶ:自分の気質を深く理解し、人との接触が少なくコツコツと取り組める仕事に就くことが、自信を取り戻すきっかけになると説明されています。
自分がなぜこんなに生きづらいのか、その理由がわからずにもがき苦しんでいる人も多いとか。
もし気になる人は、この本で解説されている内容を自分の生活に生かしてみると良いかもしれません。
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