
自分とか、ないから。教養としての東洋哲学 (サンクチュアリ出版)
【ベストセラー】「自分とか、ないから。教養としての東洋哲学」を世界一わかりやすく要約してみた【本要約】
本要約チャンネル【毎日19時更新】さんが紹介
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「どう生きればいいか」を追求する教養としての東洋哲学を、非常に分かりやすく解説している本として紹介されています。その答えは明確で、「とにかく楽になるために生きる」ことだそうです。西洋哲学のようなエリート主義的なものではなく、むしろ「ダメな人ほど救われてしまう」という面白い学問だと説明されています。
本書では、主に2つの大きな思想が紹介されています。
1. 親鸞(しんらん)の思想:ダメな人ほど救われる「たき本願」
親鸞は、難解だった仏教を誰にでもわかるポップ仏教に変えた人物として紹介されています。
- •修行をすればするほど「修行している俺はすごい」という慢心が生まれ、かえって悟りから遠ざかるとされています。
- •そのため、むしろ何もしない方が良いとされ、人生に絶望し、何もできなくなった「ダメな人」にこそ救いが訪れると考えられています。
- •努力しようとしてできない自分を責めてしまう現代人にとって、この「たき本願」の思想は「最強の味方」になるとのことです。
- •自分で悟りを掴みに行くのではなく、救いの方がこちらに来てくれるという考え方は「やばすぎる思考の転換!」と述べられています。
- •ダメな自分のままでもありのままのあなたでも、考え方次第で幸せになることができるとされています。
2. 老荘(ろうそう)思想:ありのままを受け入れる「タオ」
インド発祥の仏教とは異なる、中国で生まれた「この世界を楽しむ」ための実用的な哲学だそうです。
- •基本は「無い自然」、つまり「ありのままでいいよ」という生き方です。
- •「世界で最も柔らかいものが世界で最も硬いものを支配する」という言葉で表されるように、背伸びや無理をせず、自分のあるがままの状態でいることが最も強いとされています。
- •婚活の例では、スペック競争から降りた「なんか感じがいい」人が持つ、柔らかさが最強の特性だと説明されています。
- •常に変化する自分さえありのままに受け入れることで、無理をしなくても人生が自然に好転していくとのことです。
哲学は難しいというイメージがあるかもしれませんが、この本は難しい哲学を分かりやすく噛み砕いて説明しているため、かつて哲学書を読んで挫折した人でも、再度挑戦するきっかけになる一冊だと紹介されています。
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