すべては「前向き質問」でうまくいく 質問思考の技術/クエスチョン・シンキング [新版]

人生には幸せなことばかりではなく、借金、裏切り、挫折、病気といった辛いこともたくさん訪れるものだそう。しかし、その困難にどう対処するかで人生は大きく変わってくると紹介されています。

この本は、そんな厳しい状況でも前向きになるための具体的な方法を教えてくれる一冊だとか。
人間には2つの道、「学ぶ人の道」と「批判する人の道」があり、どちらの道を進むかは自分次第で決められるそうです。

• •批判する人の道: 困難に直面した時、「最悪だ」「誰のせいだ」と自分や他人を責めてしまう道。この道を進むと、挑戦が怖くなり、泥沼にはまってしまうと解説されています。
• •学ぶ人の道: 困難な状況でも冷静に、「ここから学べることは何か」「今できることは何か」を考える道。ピンチをチャンスに変え、大きく成長していく人が進む道だそうです。

この2つの道を分ける鍵は、「自分自身への質問」にあるとのこと。
脳には「投げかけられた質問に答えようとする性質」があるため、自分にかける質問を変えるだけで、思考そのものを変えることができると説明されています。

具体的な「前向き質問」の例

動画では、状況に応じた効果的な質問が紹介されていました。

【困難に直面した時の質問】

• •「このことから何を学べるだろうか？」
• •「今できることは何だろうか？」
  どんなに悲惨な状況でも、この2つの質問を自分に投げかけることで、不思議と気分が明るくなり、困難を学びに変えることができるそうです。

【良い人間関係を築くための質問】

• •「相手は何を必要としているのか？」
• •「Win-Winになるにはどうすればいいのか？」
  自分も相手も嬉しい状況を作ることで、長く良好な関係を続けられると解説されています。

【自分を知るための3つの質問】

• •「私は何を望んでいるのだろう？」
• •「私はどんな選択ができるのだろう？」
• •「私はどんな思い込みをしているのだろう？」
  日々の雑務に追われて見失いがちな「本当の望み」や、自分を縛る「思い込み」に気づくきっかけになる質問だそうです。

困難な状況でつい視野が狭くなってしまっても、意識して「前向きな質問」を自分に投げかけるだけで、きっと気分や思考が変わってくるはずだと紹介されています。