今日、誰のために生きる？----アフリカの小さな村が教えてくれた幸せがずっと続く30の物語

アフリカのタンザニアにある「文事村」という、そこに住む人々の幸せがずっと続いていると言われる村の教えが紹介されている一冊だそうです。
私たち現代日本人が見失ってしまった「心のゆとり」を思い出すためのヒントになるお話が書かれているとのこと。

本書のタイトルでもある「今日、誰のために生きる？」という問いは、実は文事村での挨拶なのだとか。そして、その答えは「自分のために生きる」ことだと説明されています。自分が幸せでなければ、決して人を幸せにすることはできないからだそうです。

自分のために、そして自分に優しく生きるための具体的な教えとして、以下のような点が紹介されています。

• 人生を楽しむことは無駄な時間を楽しむこと
  • •効率やコスパばかりを追求するのではなく、無駄な時間を楽しめる「心のゆとり」こそが幸せにつながると言います。
• まずは嫌なことを手放してみる
  • •自分が本当にやりたいことを見つけるために、まずは「本当はやりたくないこと」をやめることから始めるのがおすすめだそうです。
• 当たり前の日常にある幸せに「気づく」
  • •幸せは「なる」ものではなく「気づく」もの。空気が吸える、ご飯が食べれるといった、当たり前の中にある巨大な幸せに気づくことが大切だとされています。
• 欠点があるからこそ、人は魅力的
  • •自分の短所や欠点は、自分という人間にとって「欠かせない点」でもあるのだとか。ダメな自分を許し、受け入れることで、人にも優しくなれると紹介されています。
• 孤独な夜は、自分を抱きしめるように語りかける
  • •「今日もよく頑張ったね」など、自分で自分に優しい言葉をかけてあげることで安心感が得られ、自分の人生を心から応援できるようになるそうです。

また、文事村の人々は仕事に誇りを持ちながらも、プライベートを犠牲にすることは決してないとのこと。心と時間に余裕があるからこそ、仕事も楽しむことができるという、私たちとは全く逆の働き方が紹介されています。

本書には、このような魅力的な村の物語が全部で30個も掲載されているそうなので、日々の生活に疲れ、心の余裕をなくしていると感じる方に、多くの気づきを与えてくれる一冊として紹介されています。