伝えるための準備学(ひろのぶと株式会社)

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稀代の喋り屋・古舘伊知郎×肉乃小路ニクヨで語る!社会のしがらみから開放される「心のコスプレ」という処方箋(第1回/全3回)

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おすすめコメント

プロレス実況で数々の名フレーズを生み出した、その言葉を生み出す秘訣やハウツーが書かれている本として紹介されています。

その発想の根底には、引っ込み思案だった子供の頃に身についた「じくじくものを観察する」癖があるのだとか。このじっくりとした観察が、キャッチフレーズ作りに役立っているそうです。

本の中では、ユニークな言葉作りの考え方が、具体的なエピソードと共に語られています。

  • アンドレ・ザ・ジャイアントを「人間山脈」や「1人民族大移動」と名付けたように、一見すると全く合わない言葉同士を組み合わせる「言葉の場外乱闘」が楽しいと説明されています。
  • すべては「組み合わせの妙」であり、観察したことをすぐにアウトプットするのではなく、一度「沈殿させる」こと、時間を置いて熟成させることが大切だそう。

この「観察と沈殿」を象徴するエピソードとして、忘れられない体験が紹介されていました。
子供の頃、友達の輪に入れず眺めていた長屋の窓。逆光に照らされた洗剤「ママレモン」のボトルが、美しいシルエットとして目に焼き付いたそうです。
その記憶がずっと沈殿し、何年も経ったプロレス実況の生中継で、アントニオ猪木の肉体を見た瞬間に蘇り、「小さい頃に見たあのママレモンのシルエットに似ている!」と、つい口走ってしまったのだとか。

この一件で上司にはひどく怒られたものの、一部の人には絶賛され、「ニッチな市場を見つけた!」と感じ、そこから独自のスタイルを確立するやみつきになったと語られています。

単なる言葉のテクニックだけでなく、日々の観察から自分だけの表現を見つけ出すための、ユニークな視点が学べるようです。

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