景気サイクル投資法 ──裏バフェット型手法とは

景気サイクル投資法 ──裏バフェット型手法とは

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【聞き流しでOK】我慢の時!相場の四季や、セクターローテーション、永遠の景気サイクルに関する書籍まとめ※総集編

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株式投資に欠かせない景気と株価のサイクルに関する考え方が学べる一冊として紹介されています。相場には「楽観」「消滅」「絶望」「懐疑」というサイクルがあり、それを理解することで投資戦略に活かすことができるそうです。

本書では、景気と株価の関係性について以下の2つの大前提ルールが示されているとか。

  • 株価は景気の鏡である
  • 株価は景気に先行する

このルールに基づき、相場は以下の4つのフェーズに分けられると解説されています。

  • 第1フェーズ: 不景気の株安(景気も株価も下がる)
  • 第2フェーズ: 不景気の株高(景気は悪いが、株価は先行して回復し始める)
  • 第3フェーズ: 好景気の株高(景気も株価も上昇する、最も勝ちやすいタイミングだとか)
  • 第4フェーズ: 好景気の株安(景気はまだ良いが、株価は先行して下落し始める、最も判断ミスをしやすいそう)

この投資法は、景気変動に敏感な景気循環株(シクリカル株)の観察が重要とされています。特に化学、鉄鋼、半導体、海運などの業種が挙げられており、これらの素材価格の動向が株価の先行指標になり得るとのことです。

「裏バフェット型手法」とは?

本書で扱う景気循環株の多くは、ウォーレン・バフェット氏が言うところの「コモディティ型企業」にあたるそう。バフェット氏が推奨する「消費者独占型企業」とは正反対であることから、「裏バフェット型手法」と表現されていると解説されています。

この投資法の特徴

  • 順張り投資と相性が良く、素材価格の上昇や下落のサインに基づいて機械的に売買する考え方だと紹介されています。
  • あくまで予測ではなく「観察」に集中することが重要だとか。
  • 10%~20%のリターンを狙う短期・中期のトレンドフォローや、長期投資における買い増しタイミングを測る際に参考になる手法だそうです。

重厚な印象のデザインとは裏腹に、内容は比較的読みやすく、初心者でもサクッと読めると紹介されています。一方で、何度も読み返すことで新たな発見がある名著とも言われており、幅広いレベルの投資家にとって有益な一冊のようです。

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