否定しない習慣

「自分は他人を否定なんてしていない」と思っていても、実は無意識のうちに相手を否定してしまって、人間関係を悪化させている可能性があると紹介されています。
日本人に根付いている「村社会」の文化的な背景から、つい相手を否定してしまいがちだとか。
この本では、そんな無意識の否定に気づき、より良い人間関係を築くための「否定しない習慣」を身につける方法が解説されています。

人間関係の悩みは、否定をやめれば9割解決するとまで言われているそうです！

否定しないための具体的な方法

この本で紹介されている、明日からすぐに使えるテクニックの一部がこちらです。

否定しないマインドを育てる

• •何か意見を言う前に「〇〇かもしれない」と考える癖をつけることが大事だとされています。
• これは、お笑い芸人ペコパさんの「絶対に否定しないツッコミ」を参考にした考え方で、相手を頭ごなしに否定するのではなく、一度受け入れるマインドを作るのに役立つそうです。
  • •例：「俺の伝え方が悪かったのかもしれない」「自分が間違っているのかもしれない」

明日から使える！否定しない技術

• イエス・エモーション法

  • •相手の言動を肯定し、さらにポジティブな感情を伝えるテクニック。「すごく嬉しいよ」「頼もしいと感じたよ」といった言葉を添えることで、相手の承認欲求が満たされるとのこと。
  • •もし肯定できない場合は、事実だけを認める（例：「髪切ったんだね」）だけでも、相手は話しやすくなる効果があるそうです。

• 4種類の「承認」を使いこなす

  • 人間関係を良好にするには「承認」が重要で、以下の4つを使い分けることが効果的だと紹介されています。
    • •存在の承認：「時間を取ってくれてありがとう」
    • •行動の承認：「資料を作ってくれたんだね」
    • •プロセスの承認：「今そう感じているんだね」
    • •見解の承認：「そういう考えもありますよね」（意見に同意できない時にも使える！）

• 否定のリカバリー術

  • •もしうっかり相手を否定してしまっても大丈夫！「時を戻そう」の精神で、その場で「ごめん、否定するつもりはなかったんだ」とリカバリーすれば良いとされています。

動画で紹介された以外にも、超ためになる否定しないテクニックや会話の術がたくさん詰まっている一冊だとか。
人間関係で悩んでいるなら、絶対に読んでみるべきと強くおすすめされています！