
アノマリー投資 ――市場のサイクルは永遠なり (ウィザードブックシリーズ 204)
【9月が...】S&P500と日経平均の過去44年分月別平均リターンを調べたら衝撃の法則が見えました
聞いてわかる投資本チャンネルさんが紹介
おすすめコメント
理論では説明できないものの、経験的に観測できる市場の規則性である「アノマリー」について、豊富なデータに基づいて解説された一冊として紹介されています。
ファンダメンタル分析やテクニカル分析といった投資スタイルに関わらず、あらゆる市場参加者が知っておいた方がいい内容だと説明されています。1800年代からの統計データも用いられており、非常に面白いものになっているそうです。
本書では、特に以下の2つのアノマリーが注目されています。
株式市場の季節性
相場を四季になぞらえ、「植付けの秋」「満足の冬」「収穫の春」「不審の夏」としてサイクルを解説しています。- •満足の冬は1年で最も良い3ヶ月、逆に不審の夏は最悪の6ヶ月のスタートなど、月ごとの傾向が紹介されています。
- •新規買いや買い増しに良い機会とされる時期や、有名な「セルインメイ(5月に売れ)」の背景についても触れられています。
大統領選挙サイクル
- •4年周期で市場に偏りが生まれ、特に選挙の前年や選挙の年は株価が上がりやすい傾向があるとされています。
- •逆に選挙の翌年や中間選挙の年は、パフォーマンスが悪くなりやすいそうです。
これらのサイクルを組み合わせることで、4年間で最も効率の高い買い時と売り時を見つけるヒントが得られるとされています。
動画内では、実際に過去のデータを検証した結果、本書で紹介されている傾向が確認できたと報告されており、「たかがアノマリー、されどアノマリー!」と、その有効性が示唆されていました。
多くの人が意識することで、アノマリー自体が市場心理に影響を与えるため、決して無視できるものではないとされています。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。