自我と無意識 (レグルス文庫 220)

自我と無意識 (レグルス文庫 220)

アバタロー
【名著】自我と無意識|ユング 終わりなき「劣等感の呪縛」を解除せよ。~心理学の巨頭に学ぶ、ネガティブ感情との付き合い方~

アバタローさんが紹介

おすすめコメント

心理学者カール・グスタフ・ユングの代表作として紹介されている一冊だそうです。
人間の行動や選択の約9割を支配すると言われる無意識という未知の世界の扉を開き、その構造解明に挑んだ内容となっているとか。

こんな方におすすめの一冊だと紹介されています。

  • 心の仕組みに興味のある方
  • 人間関係のトラブルや悩みが絶えない方
  • ストレスや負の感情をため込みやすい方
  • 自分に対する理解を深め、自己実現を果たしたい方

この本を読むと、心の真相に隠れたもう一人の自分を発見したり、人間関係の謎を理解したりする上で有益なヒントが得られるそうです。
本書で解説されている、特に重要な概念は以下の通りです。

無意識の世界の構造

ユングは無意識を、個人の経験が蓄積された「個人的無意識」と、全人類が共通して持つ「普遍的無意識」の2層に分けているそうです。普遍的無意識は「原型」と呼ばれるイメージの鋳型のようなもので構成されており、その代表例として、二面性を持つ母親像「グレートマザー」や、理想的な父親像「老健者」などが挙げられています。

ダメな自分との付き合い方

  • 影(シャドウ): 自分自身が受け入れがたい否定的な側面や欲望のこと。多くの人はこの「影」の存在に嫌悪感を示し、他者に投影してしまうことがあるそう。その影を自分のものとして引き受ける勇気が、人格形成における重要なステップだとされています。
  • ペルソナ: 社会に適応するために身につける「仮面」のこと。ペルソナに力を入れすぎると、本来の個性が失われる危険性があるとか。
  • アニマとアニムス: 男性の無意識に潜む女性像「アニマ」と、女性の無意識に宿る男性像「アニムス」。これらが心のバランスに影響を与えていると解説されています。

人生の究極の目的

本書で語られる「個性化」とは、本来なるべき究極の自分になっていくことであり、自己実現の過程だと考えられています。意識の中心である「自我」と、心全体の中心である「自己」の関係性を理解し、無意識に押し込めていた自分と向き合うことで、個性化は実現可能になるとか。
その道は困難であるものの、「これこそが自分だ」と言い切れる自分を作ることができれば、どんな困難な人生であっても安心して歩むことができるようになるとされています。

個性化は治療としてだけでなく、「人が行うことができる最高善の1つ!」と信じられているそうです。

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