
「何回説明しても伝わらない」はなぜ起こるのか? 認知科学が教えるコミュニケーションの本質と解決策
学識サロンさんが紹介
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「何度言っても伝わらない…」そんなコミュニケーションの悩みを、認知科学と心理学の観点から解決してくれる本として紹介されています。
言い方を工夫したり、何度も説明したりするだけでは悩みは解決しないそう。それは、人間が自分の都合のいいように誤解する生き物だからだとか。この本では、相手に都合よく解釈されない「正しく伝える方法」が学べるそうです。
■伝わらない根本原因は「スキーマ」の違い
これまでの経験や知識で作られる、人それぞれの頭の中の枠組み「スキーマ」の違いが、話が伝わらない最大の原因だと解説されています。上司と部下、専門家と未経験者では見ている世界が違うため、同じ言葉でも理解がずれてしまうのは当然だとか。
相手に正しく理解してもらうには、まず小学生でも分かる言葉で伝えることが大切だとされています。
■人生を変えるコミュニケーションの本質
動画で紹介されている内容は「一生役立つスキル」なので、知らないと損!とまで言われています。
「忘れる」は貴重な能力
人間の脳の記憶容量は非常に少なく、忘れることは当たり前だそう。そのため、仕事の依頼などでは相手が忘れることを前提に、予定表への記録やリマインドといった「忘れてもいい仕組み」を先に作ることが大事だと紹介されています。相手の立場に立ち「なぜ(Why)」を伝える
部下に「報連相」を徹底させたいなら、なぜそれが必要なのかという理由を伝えることが非常に重要だとか。単なる義務ではなく、「会社や自分たちを炎上から守るため」というWhyを伝えたことで、社員の行動が劇的に変わったメーカーの事例が紹介されています。この考え方は、子供が勉強しないといった問題にも応用できるそうです。
本書には、今回紹介された以外にも「話しても分からない」「言っても伝わらない」ときに一体何が起きているのか、その本質的な部分を解決するための具体的な方法が詳しく書かれていると紹介されています。
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