
夢と金
両学長 リベラルアーツ大学さんが紹介
おすすめコメント
一般的なマネー本では警視されがちな「稼ぐ力」に特化しており、多くの人が持つ知識の穴を埋めてくれる一冊として紹介されています。節約や投資の話は一切出てこず、すでにお金の勉強をしている人にとっては鬼に金棒になる可能性もあるそうです。
特に面白かったポイントとして、以下の3点が挙げられています。
1. 高価格帯商品の本当の役割
飛行機のファーストクラスを例に、「高価格帯にクレームを入れるやつはバカ!」と断言されているそう。なぜなら、ファーストクラスのような高価格帯の商品を買ってくれる人がいるおかげで、エコノミークラスの料金が安く抑えられているという経済の仕組みがあるからだとか。この視点はスモールビジネスにも応用でき、多くの人に商品を届けるためには、高価格帯の商品を用意し、それを買ってくれるファンを作ることが非常に重要だと解説されています。2. 「プレミアム」と「ラグジュアリー」の違い
高価格帯の商品を作るヒントとして、この2つの言葉の違いを知ることが大切だとされています。- •プレミアム:競合がいる中での最上位の体験(例:ベンツ)
- •ラグジュアリー:競合がいない唯一無二の体験(例:フェラーリ)
機能を売ろうとすると価格競争に陥るが、競合のいない体験を提供することで、持続可能なビジネスができるという本質的な学びが得られるそうです。
3. 「オーバースペック」と「ハイスペック」の違い
働いても楽にならない理由の一つに、この違いを理解していないことが挙げられています。お客さんの満足ラインを超えているのがハイスペック、そのラインをさらに超えた過剰なこだわりがオーバースペックであり、オーバースペックはお金にならない努力だと説明されています。97点のラーメンを98点にしても、お客さんには「どちらも美味しい」としか認識されないように、ビジネスや転職において、どこまでスペックを追求すべきかを見極める客観的な視点が重要だそうです。
この本は、読書が苦手な人でも1〜2時間で読めてしまうほど読みやすいのに、その内容はめちゃくちゃレベルが高いと紹介されています。お金に対して新しい視点を与えてくれること間違いなしの一冊だそうです!
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