三国志 全60巻箱入 (希望コミックス)

芸人仲間が楽しそうに話しているのを見て、三国志の世界へ足を踏み入れたそうです。仕事終わりに古本屋で「横山先生の三国志」を全巻購入したのが始まりだとか。

最初は登場人物の顔が似ていたり、鎧を着ている時と脱いでいる時で誰だか分からなくなったりと、読み進めるのがかなりしんどかったそうですが、買ったからにはと意地で読破したとのこと。

しかし、一度読み終えると世界が一変するようです！

• •日常の中に三国志が転がっていることに気づくようになり、中華料理屋の地図にある「成都」という地名を見ただけで「これだ！」と感動するようになったそうです。
• 読むたびに面白さが増し、印象がガラリと変わるのがこの作品の大きな魅力だとか。
  • •1回目は、ただストーリーを追うだけ。
  • •2回目、3回目になると「この武将がこうしていれば…」と戦略を考えたり、登場人物の立場に立って物事を考えられるようになったりするそう。

さらに、小説である『三国志演義』と歴史書である『三国志』の違いを知ると、作中のどこがフィクションなのかが分かり、また新たな視点で読み返す楽しみが生まれるとのこと。

この物語は、ただの歴史物語ではないようです。

• •ビジネスシーンで語られる「三顧の礼」の本当の意味や、組織論で使われる「泣いて馬謖を斬る」といった故事が、物語を通じて深く理解できると紹介されています。
• •「どの立場に立つかで正義が変わる」という、他の名作にも通じる普遍的なテーマを教えてくれる作品だそう。敵だと思っていた相手にも彼らなりの正義があることに気づかされ、「これは三国志だ！」と思う瞬間があるとのこと。

見る立場によって誰もが悪になり、誰もが正義になる。そんな深い思想が昔から描かれているからこそ、受け継がれるべき作品だと感じられるそうです。