
弱者男性1500万人時代
【要約】弱者男性1500万人時代【トイアンナ】
フェルミ漫画大学さんが紹介
おすすめコメント
弱者男性の実態について教えてくれる本として紹介されています。
日本に約1500万人いるとされる「弱者男性」ですが、この本では、単に「貧乏」「モテない」といったイメージだけでなく、より幅広い16種類の要素によって定義されているそうです。
- •障害者、引きこもり
- •身長や容姿にハンディーのある人
- •貧困、境界知能、コミュ障
- •非正規雇用、無職、3K労働者
- •介護者、性的マイノリティなど
本書を読むことで、彼らが直面する厳しい現実について深く知ることができると解説されています。
本書で解説されている「弱者男性」が直面する現実
- 社会から無視され、ないがしろにされやすい
- •年収の低い男性は結婚相談所で登録を拒否されやすいなど、社会システムの上でも不利な状況に置かれている現実が指摘されています。
- 男性というだけで「かわいそう」とは思われない
- •アンケート調査の結果、同じ無職でも女性の方が5倍以上「かわいそう」と思われ、男性は自己責任と見なされがちだというデータが紹介されています。
- 多くの当事者が自分を責めている
- •弱者男性の75%が「自分が悪い」と自己責任だと感じているそうですが、本書では親の年収や遺伝など、本人の努力だけではどうにもならない要因も関係していると説明されています。
- 実は孤独に弱い
- •孤独死の約8割が男性というデータもあり、男性は結婚できないと幸福度が大きく下がり、孤独によって不幸を感じやすいと指摘されています。
- 「男らしさ」から降りられない
- •弱音を吐いたり助けを求めたりすると恋愛対象から外されやすいため、辛くても「男らしさ」を手放せない葛藤があると解説されています。
支援の形と当事者の声
弱者男性が何よりも求めているのは「理解」であると述べられており、男女を区別しない支援や、社会全体で彼らの実態を理解していくことが重要だとされています。
また、本書に収録されている当事者インタビューの一部も紹介されており、「しぬ気でスペックをあげろ。そうしないと人生終わる」という強烈なメッセージにはインパクトがありすぎます!
これまで空気のように扱われてきた彼らの苦悩や実態を知る、最初の一歩となる一冊だそうです。
Amazonのアソシエイトとして、当サイトは適格販売により収入を得ています。