
チャーリー・マンガーの実践グレアム式バリュー投資
聞いてわかる投資本チャンネルさんが紹介
おすすめコメント
ウォーレン・バフェット氏の右腕として知られるチャーリー・マンガー氏が、株主総会やインタビューで放った言葉をまとめた一冊として紹介されています。投資家の教養として、そして心の安定感を持った投資家になるために、何度も読み返したい一冊だと感じられたそう。
本書から学べる、投資における重要な考え方として、以下のような点が挙げられています。
間違いを犯す心理への対処法
人を破滅させる3つは「薬物と酒とレバレッジ」であるとされ、特にレバレッジは依存すると破滅を招くと警告されています。また、誰かが自分より早く儲けても「それが何だというのでしょうか」「そんなことを気にする方がおかしい」という、千望や嫉妬のバイアスに打ち勝つための力強い言葉が紹介されています。コアコンピタンス(自分の能力の範囲)の重要性
自分が理解できること、明らかに優位に立てる分野で競争することの重要性が語られています。自分の得意ではない分野で成功を目指しても、つまらない人生しか送れない!とされており、自分の才能がどこにあるか見つけることが大切だそうです。投資に必要不可欠な資質:「忍耐」と「規律」
IQが非常に高いことよりも、性格的な資質が不可欠だと説明されています。- •良い球が来るまでひたすら待つという投資の規律。
- •投資の世界では「見逃し三振はない」ため、本当に自信がある時まで動かない忍耐。
これらを守ることが、非常に重要だとか。
成功のための行動原則
ただ待つだけでなく「成功とは忍耐強く待ち、時が来たら積極的に行動する」ことだとされています。チャンスが訪れた時に大きく賭ける集中投資が、インデックスを上回るための方法として紹介されています。幅広い知識を持つこと
金槌しか持っていない人には全てが釘に見えるように、一つの分野の知識だけで問題を解決しようとしないことの重要性が述べられています。心理学、歴史、数学、哲学など、幅広い分野の大きなアイデアを繰り返し使うことで、より価値のあるアウトプットを生み出せると考えられているそう。ビル・ゲイツ氏もマンガー氏を「私が出会った中で最も幅広い知識を持った思想家であることは間違いない」と評しているそうです。
強欲に支配されそうな時や、逆に不安に陥りそうな時に読み直すと、その時の自分にぴったりのフレーズに出会えるかもしれない、何度も読み返したくなる「スルメ本」であり、良書の一冊だと紹介されています。
※注意点として、本書は「完全なる投資家の頭の中 チャーリー・マンガー」の深層版であり、内容は基本的に同じだそうなので、そちらをお持ちの方はご注意ください、とのことです。
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