おじさんの定年前の準備、定年後のスタート ~今こそプロティアン・ライフキャリア実践! ~

終身雇用が崩壊した今、定年後の自分について具体的に考え、準備することの重要性を説く一冊として紹介されています。「のんびり暮らそう」と漠然と考えていると、取り返しのつかないことになってしまうとか。定年後も楽しく働くためには、いかに早くから準備するかが大事であり、その具体的な方法が学べるそうです。実際に読んでみて「マジで今から備えないとなって本気で勉強になりました！」とのことでした。

本書で紹介されている、定年後のキャリア形成で重要になる考え方や実践方法は以下の通りです。

• プロティアンキャリアという考え方
  環境の変化に応じて、自分軸を持って能動的・主体的にキャリアをデザインしていくことの重要性が解説されています。会社員生活で受動的な働き方が癖になっていると、定年後に誰も目標を与えてくれなくなった時に辛くなってしまうそう。そうならないために、普段から自分で考えて行動する習慣が大事だとされています。

• 人生の棚卸しを実践する
  「ライフキャリアシート」を使い、年代別に仕事内容や興味、苦手なことなどを書き出す方法が紹介されています。これを行うことで、漠然としていた自分の経験やスキルが整理され、「定年後にもこのスキルが使えそう」といった発見があるとか。自分の得意なことに集中するための第一歩になるそうです。

• パラレルキャリアを始める
  本業を持ちながら第二のキャリアを築く「パラレルキャリア」も推奨されています。将来のために少しずつ種をまいておくことで、定年後のキャリアに困らないようにする方法だとか。本業があるため失敗しても取り返しがつき、どんどん挑戦できるのが大きなメリットと説明されています。

• 定年後の働き方と注意点
  顧問やICT支援員、ライターなど、これまでの経験を活かせる具体的な仕事の選択肢が紹介されています。ただし、いきなり退職金などで大きなビジネスを始めるのはリスクが高いため、「やりたいことを小さく少しずつ始めていく」ことが重要だそうです。そうすることで、心の安定を保ちながら楽しく働けると解説されています。