
流浪の月 (創元文芸文庫)
大好きな恋愛小説を9冊紹介【恋愛×地獄】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
「恋愛×地獄」というテーマの中で、他者の視線によって生まれる「地獄」が描かれた作品として紹介されています。
- •主人公の女の子が小学生の時に出会った大学生の男の子と一時期生活を共にしますが、それが「誘拐」とされ引き裂かれてしまうそう。
- •大人になってから、かつて自分を助けてくれた相手を探すという物語だとか。
この設定のため、二人の関係は周囲から加害者と被害者と見なされてしまうそうです。「そんなのやめなよ」「犯罪者じゃん」といった視線にさらされ、一緒にいたいと願っても生活がままならないという、しんどさが描かれていると説明されています。まさに「二人だけが好きだけど、みんなから反対される」という状況の、もっとひどい版とも言える内容だそうです。
一方で、恋愛の要素は少し控えめに位置づけられています。これは二人の関係性が単純な恋愛ではなく、また違った愛の形を描いているからだとか。「キュンとするラブ」というよりも、「運命とか絆」という言葉のほうがしっくりくる関係性だと紹介されています。
他者からめちゃくちゃ否定される関係性であるがゆえの「地獄」と、恋愛とは一言で表せない深い「愛」が描かれた作品のようです。
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