
それでも僕は東大に合格したかった:偏差値35からの大逆転 (新潮文庫 に 36-1)
苦手だった本が“好き”に変わった話。
文学YouTuberベルさんが紹介
おすすめコメント
偏差値35からの大逆転を描いた、単なる受験物語ではない自己成長物語として紹介されています。
主人公が二浪の末、東大の合格発表を待つ8日間で、マドンナや友人、親など様々な人と再会し、自分を見つめ直していく物語だそうです。
これは「男性版ビリギャル」や「リアルドラゴン桜」といった単純なサクセスストーリーではなく、敷かれたレールの上を歩いてきた主人公が「なぜ東大を目指すのか」、そして「自分はどう生きていくか」という普遍的な問いの答えを見つけていく内容になっているとのこと。
この本の大きな魅力は、ラノベ形式であること自体に意味がある点だと紹介されています。
- 信じられないような実話を描くための最適な形式!
- •師匠の突飛な行動など、現実離れした展開があるものの、その多くが実話だということに驚いたそうです。「本当にラノベの主人公みたいなやつっているんだ」と感じ、信じてもらうためにはこの形式しかなかったのでは、と語られています。
- 重いテーマをライトに読める!
- •いじめや親との確執といった重いテーマも扱われていますが、ラノベ形式にすることで物語の濃淡がコントロールされ、重くなりすぎずに読み進めることができるのが最大の魅力だと感じたとか。
物語の中には心に響くポイントが散りばめられているそうです。
- •中島みゆきさんの名曲『ファイト』の歌詞が下敷きにあり、物語を通じて主人公の歌詞への解釈が深まり、視野が広がっていく様子が描かれているとのこと。
- •努力している姿を惜しみなく見せつけるのは、美しい以外の何物でもないと強く感じられたそうです。
- •文学好きの友人との本の交換シーンは一番好きなシーン!とのことで、「『こんな友達欲しい!』と熱烈に思った」と紹介されています。
学生はもちろん、「最近ちょっと停滞しているな」「自己肯定感が低いな」と感じている大人や、自己啓発書が好きな人にもおすすめだとか。
最初は独特のノリに「読めないかも…」と思ったそうですが、読み終える頃には最後の一行でうるっと来てしまったそうです。
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