【LIVE】第8回ほんタメ文学賞(2024年下半期)【大賞発表】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
「君はなぜ小説を読むのか」「読むだけじゃダメなのかと」
帯にも書かれているこの言葉に、ハッとする人も多いかもしれません。
本好きなら誰しもが一度は考えたことのあるテーマに、1つの答えを出してくれた作品だと紹介されています。
5歳で読んだ「走れメロス」をきっかけに、人生のすべてを小説に捧げることになったある青年の物語だそうです。
- •12歳の時に、小説の魅力を共有できる友達と出会い、2人はどんどん小説の世界にのめり込んでいきます。
- •しかし、成長するにつれて「小説」への向き合い方に違いが生まれ、2人の道は分かれていくことに。
- •「書くだけじゃダメなのか」、それとも「どうしても書く方に行きたいのか」。その友情の行方が描かれています。
最初は少し硬めの文体で、これまでの作風とは少し違う空気感だとか。
ですが、読み進めていくうちに、どんどん野崎マワールドに引き込まれていく感覚があり、要所要所に遊び心も感じられるそうです。
作者によると、最後がファンタジーになっていくので、序盤はリアリティを持たせるために少し硬めの文章を意識したものの、だんだん崩れていってしまったとのこと。
この壮大なテーマを持つ作品ですが、執筆期間はなんと2ヶ月ほどだそう。ただ、その前に4年もの構想期間があったと語られています。
「これこそが小説そのもの」、概念としての「小説」がこの一冊に込められているようで、「本ため最終回みたいな受賞作」と評されるほど、めちゃくちゃ面白い作品だそうです!
参考文献を読むと、さらに小ネタなどが隠されているかもしれないとのことなので、より深く楽しむこともできそうです。
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