天地創造デザイン部（１） (モーニングコミックス)

神様が地球の生物をデザインするのが面倒になり、外部に発注したというユニークな設定の生物の漫画として紹介されています。
生物の勉強が苦手な人でも、この学び方は「ずるい！」と感じるほど面白いはずだとか。

物語は、神様からの「こういう感じのいないかな」という依頼を元に、外注先である「天地創造デザイン部」のデザイナーたちが生物のアイデアを出すところから始まります。

• デザインと試行錯誤のプロセスが学べる

  • •デザインされた生物をエンジニアが実際に作ってみるが、最初はうまくいかないことが多いそう。（例：頭が大きすぎて歩けない）
  • •「ひっくり返して移動させればいいのでは？」といった試行錯誤を重ね、最終的に今、実際に存在する生き物が「正解」として完成する流れが描かれています。

• 生物の生態が深く理解できる

  • •なぜ生物がその形になったのか、一見不要に思える部分にどんな意味があるのかが、デザインの発注から完成までのストーリーを通して学べます。
  • •例えば「コバンザメ」の回では、吸着力が強すぎると繁殖のパートナーを探すチャンスを逃してしまうため、あえて少し前進するだけで簡単に離れられるように調整されている、といった失敗から生まれた生態の秘密が明かされるそうです。

「そんな都合のいい生き物はいないよ」と思うような依頼から、知っている生き物が誕生するまでの過程は、感動すら覚える面白さがあるとのこと。
フィクションでありながら内容は非常に学術的で素晴らしく、「最高の教科書ですよこれ！」と絶賛されています。
知っている生き物が出てきた時の感動がたまらない一冊だそうです！