
死んだ山田と教室
最近読んだ本を6冊紹介します【2024年8月】
ほんタメさんが紹介
おすすめコメント
メフィスト賞受賞作として紹介されています。
タイトルから内容が想像しにくいかもしれませんが、まさに「山田が死んで、舞台は教室」という、タイトルそのままの物語だとか。
物語の舞台は、とある男子校。クラスの人気者だった山田君が事故で亡くなってしまいます。
しかし悲しむのも束の間、なんと教室のスピーカーから山田の声が聞こえるようになり、魂がスピーカーに乗り移ってしまったようです。
クラスメイトたちはその状況に驚くほどすぐに慣れ、先生とクラスメイトだけの秘密として、スピーカーの山田と会話を始めます。そのやり取りは「めちゃくちゃ男子校っぽくて、めっちゃバカ」なノリがずっと続くそうです。
しかし、ただ楽しいだけの話ではないとのこと。
- •友人たちは、スピーカーとして存在する山田に対して「このままでいいのか」「成仏してほしい」といった複雑な感情を抱き始めるようです。
- •物語全体を通してずっと切ない雰囲気があるそう。
これは、ハッピーなだけではなく、「戻ってきてしまったことによって描かれる生と死のお話」であり、男子校のバカみたいな会話がなければかなり重い内容だと説明されています。その明るい会話によって、物語の重さが中和されているのが特徴のようです。
なぜ山田が戻ってきたのか、その謎を考えていく話でもあるそうです。
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