動物城２３３３

西暦2333年、動物たちが人間のように暮らす国が舞台の特殊設定ミステリとして紹介されています。主人公はなんとロバの探偵！様々な動物が人間さながらに二足歩行で言葉を交わす、ユニークな世界観が魅力だそうです。

物語は、動物の国と人間の国が長い戦争を経て冷戦状態にある、というシリアスな設定から始まります。和平交渉のために動物の国へやってきた人間の大使が殺害されたことをきっかけに、国全体を揺るがす一触即発のミステリーが展開していくとのこと。

この本の魅力は、単なる一つの事件に留まらない壮大なスケール感にあるそうです。

• •大使殺害事件
• •霊長類の連続行方不明事件
• •虐げられた爬虫類による反乱

このように複数の事件が複雑に絡み合い、1冊で様々な物語を読んでいるような感覚になる、ボリューミーで重厚なストーリーが楽しめるとのこと。最初はほのぼのとした動物のお話かと思いきや、国家間の緊張関係も描かれ、どんどんシリアスな展開に引き込まれていくのだとか。

約400ページにわたる物語ですが、散らばっていた多くの謎が、ラストに向けて「シュッとした」と表現されるほど綺麗に収束していくそう。独後感は非常にすっきりしており、「なるほど！」と納得できる結末で、いい意味で予想を裏切ってくれる内容だそうです。
最高のミステリーでした！と絶賛されています！

しんどい結末ではなく、壮大で大人のための物語として楽しめるとのこと。小学生には少し難しいかもしれませんが、中学生以上の、特に大人がじっくり楽しめる作品だそうです。
また、異種族がどう共存していくかというテーマも描かれているため、人間関係に悩んでいる人にも響く部分があるかもしれない、と紹介されています。