博報堂スピーチライターが教える ５日間で言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」がなくなる本 (大和出版)

「新卒の時に読んでいたら会社で無双できたんじゃないか」と思えるほど、スキルアップにつながる一冊として紹介されています！
自分の考えをアウトプットするのが苦手で、「結局何が言いたいのかわからない」と言われてしまう人に、特におすすめだとか。

この本では、言葉が「思いつかない」「まとまらない」「伝わらない」を解決するための具体的な方法が紹介されています。

怠け者の脳を復活させるトレーニング

「やばい」といった便利な言葉に頼っていると、どんどん脳が怠け者になってしまうそう。そんな脳を活性化させるための、今すぐできるトレーニングが紹介されています。

• 30秒で物の名前を10個言うトレーニング
  • •知っているのに言葉が出てこない状態を改善し、頭の中にある情報をスッと引き出す訓練になるだとか。これを繰り返すことで、脳がどんどんほぐれていくと説明されています。
• 形容詞を頭の中から消すトレーニング
  • •「美味しい」といった一言で終わらせず、五感や過去の経験を使って「なぜそう感じたのか」を考える習慣をつけることで、表現力が鍛えられるそう。

分かりやすく伝える「縛りプレイ」

話がとっちらかってしまう時には、あえて制約を設ける「縛りプレイ」が有効だと紹介されています。

• •「今はこれだけを話す」とポイントを明確にすることで、話がまとまりやすくなるだとか。
• •特に、主張は1つ、理由は3つに絞って話すと、論理的で説得力が格段にアップするそうです！

言葉に説得力を持たせる数字の使い方

相手に信憑性を持たせるには、ただ細かいデータを並べるのではなく、相手がイメージしやすい「分かりやすい数字」を使うことが重要だと説明されています。

• •「ちょっとまっすぐ」のような曖昧な表現を「30mほど進んで」のように数字に置き換える。
• •聞いた相手が「へえ」と声を上げるような、身近で意外性のある数字は、相手の理解を助けるそう。
• •一方で、「東京ドーム〇個分」のような、かえって分かりにくい比喩表現は使わないよう注意喚起されています。

紹介されたもの以外にも、思いをうまく伝える裏技が多数書かれているそうで、コミュニケーション能力を上げたい人には、めちゃくちゃ参考になる一冊だとか。