
今日の芸術 新装版~時代を創造するものは誰か~ (光文社文庫)
【名著】自分の中に孤独を抱け|岡本太郎 人生が豊かになる「本当の孤独」とは何か。
アバタローさんが紹介
おすすめコメント
1954年に発表された、一般大衆向けの分かりやすい芸術論として紹介されています。人間は皆本質的に芸術家であること、そしてこれからの時代に求められる芸術のあり方などが説かれ、爆発的ヒットを記録した一冊だとか!
芸術は、絵を描いたり歌を歌ったりすることだけではなく、ただひたすら人間的に生きること、それが本当の芸術だと語られているそう。
本書で紹介されている芸術観や創作活動のポイントは以下の通りです。
- •芸術とは、単なる職能や技術ではなく、より根源的な人間存在そのものに直結する営みだと考えられているそうです。
- •芸術家の役割は「今日のシャーマン」のような存在であり、日常の常識とは正反対のものを突きつけることで、人々の失われた根本的な感動を呼び覚まし、生命の充実感や生きがいを与えることだとされています。
また、創造的行為においては、以下の「芸術の3原則」が提唱されています。
- •うまくあってはならない
- •綺麗であってはならない
- •心地よくあってはならない
これは、万人受けする綺麗さではなく、常識外れで社会に緊張感を与えるものを打ち出すべきだ、ということだとか。
作品を創ることだけでなく、優れた作品に触れて自分なりの世界観を確立したり、どうやって生きがいある人生を築こうかと模索したりすることも、立派な創作活動の一つだと紹介されています。
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