ストレスフリーの資産運用　投資は米国債が一番！

資産形成世代から引退前後世代まで、生の債権投資のイロハから具体的な運用方法まで、非常に詳しく学べる一冊として紹介されています。特に中年以降の方にはおすすめの投資方法だとか。

なぜ今、米国債なのか？

米国債はあらゆる資産の中で一番安全でありながら、利回りも高いため、実質的に「ローリスク・ハイリターン」な投資先だと説明されています。
コロナショックやリーマンショックといった世界的な危機の時でさえ、プロの投資家たちが資金を流入させたほど、世界で最も安全なのは米国債だと考えられているそう。この傾向は、アメリカ経済の強固な基盤があるため、今後も変わらない可能性が高いと解説されています。

生の債券投資の魅力と具体的な手法

投資信託やETFとは異なり、生の債券は継続的なコストがかからない点が大きなメリットだと紹介されています。何よりも、購入時に「いつ、いくら受け取れるか」というゴールが明確に決まっているため、非常に計画性が高い資産運用が可能だそうです！

本書では、年代に合わせた具体的な投資法も紹介されています。

• •若年層には、利息がない代わりに安く買え、自動で複利運用されるゼロクーポン債（ストリップス債）で「自分年金」を作ることがおすすめされています。
• •高齢者には、定期的に安定したインカムゲインを得られる利付債が向いているとか。
• •50代からは、ゼロクーポン債を毎年少しずつ購入する「ラダー型」という手法で、定期収入のような効果を得る方法も解説されています。

「年間100万円の自分年金を作りたい」といった目標に対しても、具体的なシミュレーションが提示されており、株式投資と違って暴落の心配をせず、確実性の高い計画を立てられるのが魅力だと強調されています！
もし途中で現金が必要になった場合でも、ペナルティなしで売却できる流動性の高さも安心材料の一つだそうです。

為替リスクは怖くない？

気になる為替リスクについても、どこまでの円高なら損をしないかを示す「ブレイクイーブンレート」という考え方が紹介されています。仮に円高が進んだとしても、円で生活している私たちにとっては海外旅行が安くなるなどメリットがあるため、一種のヘッジとして機能すると考えられるそうです。

著者のブログでは「米国債の10年もの金利が4%台に乗せたら腰を入れて買うべし」というコメントがあるそうで、まさに今が絶好のタイミングだと紹介されています！