このままではあなたの現金の価値が下がる！ インフレ・円安からお金を守る最強の投資

インフレや円安で現金の価値が下がるリスクがある中、すべての人にとって資産運用が当たり前の時代になったと紹介されている一冊です。

これまでの日本では当たり前だった「現金や預金で持っておく」という考え方が、インフレ時代にはリスクになる理由が説明されているそう。

特に、これからの資産運用で重要になるのが、年齢やライフステージに応じた資産配分（アセットアロケーション）だと解説されています。

• 資産形成層（若い世代）
  • •リスクを取って長期間の投資ができるため、積極的に投資信託で運用することが推奨されています。
• 資産活用層（老後が近い世代）
  • •資産を引き出して使い始める時期が近いため、大半を安定運用に切り替えることが大切だとか。その際に、預金だけでなく債券をうまく活用することがポイントだとされています。

具体的には、安定資産として債券のインデックスファンドが挙げられており、中でも低コストな「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」が紹介されています。日本円の預金を持っていることを踏まえると、分散投資の観点からあえて日本を除く先進国の債券に投資し、為替ヘッジはかけない方が良いという考え方だそうです。

また、本書で紹介されているユニークな投資手法として、

• •株式ファンドは「積み立て」
• •債券ファンドは「一括投資」

という考え方があります。債券ファンドは株式ほど値動きが激しくないため、高値掴みのリスクが比較的小さいそうです。そのため、積み立てで少しずつ投資するよりも、一括で投資して市場に資金を長く置いておくメリットの方が大きいと説明されており、特にこれから投資を始める資産活用層の方には参考になるアイデアだと紹介されています。

株式一辺倒だった時代から、債券などを組み合わせた分散ポートフォリオが重要になるこれからの時代を見据え、初心者から経験者まで参考になる内容だそうです。