もしも一年後、この世にいないとしたら。

自分の人生、そして自分の最後について改めて考えさせられる一冊として紹介されています。
精神科医である著者が、これまでに4000人以上のがん患者と対話してきた具体的なエピソードがまとめられており、人が自分の死を予期した時、どう生きればいいのかを深く考えさせられる内容が詰まっているそうです。

死と向き合う

「後悔しないようにやりたいことをやれ」といった内容とは少し違い、死を恐れる根本的な原因から理解を深めることができるとか。死にまつわる問題は大きく3つあると説明されています。

• •死に至るまでの過程に対する恐怖
• •自分がいなくなったことによって生じる現実的な問題
• •自分が消滅するという恐怖

これらを事前に知っておくだけでも、漠然とした「死＝怖い」というイメージから、死に対する自分の考えが浮かぶようになり、少しだけ心構えができるようになるそうです。
また、現代の医療では苦痛を和らげる技術が進歩しているといった正しい知識が、安心にもつながるとのこと。

生き方が変わるきっかけに

死を意識すると、「今日1日を生きていることが当たり前ではない」という考えが生まれ、限られた時間だからこそ、1日1日がとても貴重に思えてくるようになると紹介されています。
家族や友人と過ごす時間、綺麗な風景、美味しい食事といった何気ない日常が、とても愛おしく見えてくるそうです。

また、この本では「こうあるべき（Must）」という他人の評価や社会の規範に縛られるのではなく、「〜したい（Want）」という自分の本当の気持ちに耳を傾けることの大切さが説かれているとか。自分の本当の気持ちに従うことで、人生は確実に豊かなものになっていくそうです。

誰もが目を背けがちなテーマだからこそ、この本をきっかけに向き合ってみることで、あなたの人生が豊かになることが必ずあると紹介されています！